病名ではないが、痛みの言葉を取り上げよう。オノマトペで表す痛みについて、調査研究をするというサイトからである。キリキリと痛むとか、ずきんずきんと痛むとか、その表現である。その痛みを訴えるのに、ずきずき、びりびり、じんじん、がんがん、などがオノマトペとして挙がる。それは疼痛の種類によって、神経障害性、混合性、障害受容性のどれにも共通して、上位にあった。その分類に応じてまた、違った痛みの表現がある。 さらに詳しくなると身体部位に応じたとらえ方となる。それは15種類にわけている。
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天声人語が国語の世論調査について述べている。時代とともに意味が変わるとする意見である。その例にこの調査のうちから、煮詰まる、と言うのを取り上げる。解説には、交渉が煮詰まるという用い方で、二つを意味することをあげている。一つは結論出せる状態と、もう一つは決裂寸前の状態をさうこともある、ということである。この説明を理解すれば、煮詰まるについてに普通の解釈で、どちらかであるから、それを一方の解釈だけでは説明できない。このコラム子は、その表現性をとらえている。つまり翻って言えば、国語の世論調査は偏った解釈をもって、すべてとする言い方であるから、これには、いつものように、注意をしなければならない。。回答が半々にわかれたのは、それなりに理由があることであると、そう思うものからすると、コラム子の物言いもそれを指摘すべきであろう。つまるところ、どちらも意味するのであるから、その解釈で交渉ごとに注意しようというのは、それはそれで全うである。その煮詰まるについて、文化庁の調査結果には動画あった。ご丁寧なことで、どのような出来具合かを見て、これは困ったものだと思ってしまった。 . . . 本文を読む
現代日本語文法文章論 題材は、タイトルが、心つなぐペア碁のススメ とある。副題に、2人で勝つとうれしさ2倍、25回目の世界大会迎える とある。日本経済新聞の文化面、20141010付けである。執筆者は、 小川誠子氏である。なお、有料会員サイトであり、著作の全文をこのように言語分析に資料としているので、そのことをお断りするとともに、ここにお礼を申したい。
冒頭の文は、次である。
> 囲碁といえば碁盤をはさんだ2人の真剣勝負のイメージ。ところが男女がペアになってダブルスのように対局する「ペア碁」というものがある。
末尾の文は、次である。
>これほど盛んになったことに感謝するとともに、これからも広がるように私も尽力していきたい。
書き出しの文段は、次のようである。
> 囲碁といえば碁盤をはさんだ2人の真剣勝負のイメージ。ところが男女がペアになってダブルスのように対局する「ペア碁」というものがある。日本で考案されて四半世紀、今では世界70カ国以上で親しまれている。棋士の私は大会の審判などでずっと携わってきた。毎年日本で開かれる国際大会ではきれいに着飾った各国の淑女紳士が対局し、親睦を深めている。 . . . 本文を読む
石綿被害、国の責任認定 大阪・泉南訴訟で最高裁 最高裁が初判断 中日新聞トップ記事、見出しである。20141010
リードには、
大阪・泉南地域のアスベスト(石綿)工場で働き肺がんや中皮腫などになった元従業員と遺族ら計八十九人が、国に計約十二億円の損害賠償を求めた二件の集団訴訟の上告審判決で、最高裁第一小法廷(白木勇裁判長)は九日、「排気装置の設置を義務付ける粉じん対策が遅すぎた」と判断、
とある。
トップ左に見出しは、自由な気風は名大の財産 ノーベル賞ラッシュ 学長語る とある。20141010
記事には、
二〇〇一年にノーベル化学賞を受賞した野依良治さん(76)に始まり、今世紀の受賞者十三人のうち旧帝大最後発の名古屋大関係者は半分近くを占める、
とある。
>地元志向が強く保守的とされる地域にありながら、今年の受賞者に決まった赤崎勇さん(85)や天野浩さん(54)をはじめ、受賞者は各地から集まったり名大から出て活躍した人が多い。浜口道成学長(63)が九日、本紙に名大パワーの「ヒミツ」を語った。 . . . 本文を読む