レトロは、retrospective、形容詞で、回顧の、懐旧の、となる。用例には、a retrospective exhibition 回顧展.がある。研究社、新英和中辞典より。テレビレポーターが取材をしていて、ただ、古くから営業を続けているしつらいに、この語を使って、改装しないで古いだけではないのかと思ってしまった。その物言いには、自身がレトロを感じてのことで、レポートする対象がレトロなのではない。もと形容詞の言葉が、名詞の用法になって、その表現法が変わっている。レトロと聞いてそのつくりなり、デザインなりを思うわけであるから、どうもこのテレビレポーターの言葉遣いは違っていたことになる。こういうのはいかが。昭和レトロ商品博物館: トップ showa-retro.omjk.jp/
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現代日本語文法文章論 題材は、タイトルが、ハープ研究 引きも切らず とある。副題に、南米や欧州で収集35年、長野県飯山市に博物館開設 とある。エッセイである。日本経済新聞の文化面、20141027付けである。執筆者は、 坂田一彦氏である。なお、有料会員サイトであり、著作の全文をこのように言語分析に資料としているので、そのことをお断りするとともに、ここにお礼を申したい。
冒頭の文は、次である。
> きらびやかな音色を奏でるハープ。
末尾の文は、次である。
>今後も世界のハープを知ってもらう活動を続けるとともに、さらに研究を深めていきたい。
書き出しの文段は、次のようである。
> きらびやかな音色を奏でるハープ。起源はおよそ5千年前にさかのぼるとされる。世界各地にはさまざまな種類が伝わっていて、欧州で発達した重厚で弦の多いハープだけでなく、小型でシンプルなものもある。私は約35年前に南米で「アルパ」というハープに出合って、音色に魅了された。それ以来、世界中でハープを収集し、変遷の研究を重ねてきた。 . . . 本文を読む
名鉄「幻のホーム」復活を 中部運輸局長が提案 中日新聞トップ記事、見出しである。 20141029
リードには、
リニア中央新幹線開業をにらみ、名古屋鉄道が検討している名鉄名古屋駅の中部国際空港行き電車の専用ホームについて、国土交通省中部運輸局の野俣光孝局長は、二十八日の定例会見で、現在閉鎖されているホームの活用を提案し、早期着工を求めた、
とある。
中段の写真記事には、本美濃紙、無形文化遺産に登録勧告 ユネスコ とある。
リードには、
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の補助機関が、「和紙 日本の手漉(すき)和紙技術」を無形文化遺産に登録するよう勧告した、
とある。
>ユネスコの無形文化遺産入りが有力になった「和紙日本の手漉和紙技術」。本美濃紙の産地では、職人がすき上がった和紙を板に張り付け、天日に干す光景が見られた . . . 本文を読む