言という。こと である。こと は事である。ことわざ 言事 と理解された。言と事と、言葉と事件とする。諸国に国史をおいて、言事を記し四方 よも の志 ふみ を達 いた せり、日本書紀 履中訓に見える。そして、ことわざについて、こととわざと、やまとうたは、ひとのこころをたねとして、よろづのことのはとぞなれりける。世中にある人、ことわざ、しげきものなれば、心におもふことを、見るもの、きくものにつけて、いひいだせるなり、古今集の仮名序にある。日本語、日本文芸について、このように議論するものは、古代には、ほかになく、言の葉の道としてここから始まる。 . . . 本文を読む
この10月末で、木枯らしのニュースに、例年より1週間ほど早い。東京で、関西で観測されたという。ここも風が強く冷たい。北風なんだろう。木枯らしは春一番のようなものだろうかと、すると、この風のあとにだんだん季節が変わりますよという、気圧配置のなせる業か、寒気としてのことか。季節風帯にある列島の位置と大陸、海洋が関係する。春一番なら木枯らし1号というようだ。その条件には西高東低の冬型がある。そして風速がある。東京の場合にはおおむね8メートルとか。ウイキペディアに、木枯らしとは、日本の太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く風速8m/s以上の北寄り、北から西北西の風のことで、冬型の気圧配置になったことを示す現象であると解説し、凩とも表記するという、国字を挙げている。 . . . 本文を読む
現代日本語文法文章論 題材は、タイトルが、ジャワ更紗に和の彩り とある。副題に、デザインした布地を本場で生産、日本で服やバッグに とある。エッセイである。日本経済新聞の文化面、20141028付けである。執筆者は、 深川芳子氏である。なお、有料会員サイトであり、著作の全文をこのように言語分析に資料としているので、そのことをお断りするとともに、ここにお礼を申したい。
冒頭の文は、次である。
> インドネシアの伝統的な織物「バティック」。繊細な模様や絵柄、そして独特の染色技法による鮮やかな色づかい。
末尾の文は、次である。
>今年3月、バティックの収集や調査の成果を「BATIK 絵画のような布を着る」(木星舎)にまとめた。手作りのバティックがいかに素晴らしいか、多くの人に知っていただきたい。
書き出しの文段は、次のようである。
> インドネシアの伝統的な織物「バティック」。繊細な模様や絵柄、そして独特の染色技法による鮮やかな色づかい。まさに「絵画のような美しさ」という表現がぴったりだ。日本では「ジャワ更紗(さらさ)」ともいわれ、土産物として人気だが、いまはインドネシアでもプリント柄のものがほとんど。全工程が手作りの本格的なバティックは、1枚ごとに絵柄が違う非常に貴重な布だ。 . . . 本文を読む
御嶽山噴1カ月 犠牲者悼む 父のいない食卓 寂しい 中日新聞トップ記事、見出しである。20141028
リードには、
五十七人が死亡、六人が行方不明となっている御嶽(おんたけ)山(三、〇六七メートル)の噴火から、二十七日で一カ月を迎えた、
とある。
>麓の長野県王滝村と木曽町では、噴火した午前十一時五十二分に合わせて慰霊祭が開かれ、犠牲者を追悼した。
中段の見出しに、 愛知に日本最大展示場 10万平方メートル規模、県が建設検討 とある。20141028
記事には、愛知県が日本最大となる十万平方メートル規模の屋内展示場の建設を検討していることが分かった、とある。
>世界では十万平方メートル規模の展示場が標準になっており、県も大規模施設の建設によって国際的なイベントを呼び込みたい考えだ。県内では、最大のポートメッセなごや(名古屋市港区)でも三万四千平方メートルと手狭で、大きな展示場の建設を求める声が強まっている。
見出しに、経産相、外国人企業から献金 任命責任野党追及へ とある。20141028
記事には、
宮沢洋一経済産業相は二十七日、過去に代表を務めた自民党支部が二〇〇七年と〇八年に、株式の過半数を外国人が保有する広島県の企業から計四十万円の献金を受けていたと明らかにした、
とある。 . . . 本文を読む