孔子第25話 反乱の終り
追い詰められた陽虎の陣営を訪れた少正卯は、一緒に曲阜を攻めることを提案する。小姜と小虎をだまして連れ出した少正卯は、曲阜に着く前に陽虎の前に2人を引き出し、自分がいかに陽虎を恨んでいたか、殺したかったかを語って襲いかかる。混乱が静まった後、そこにたどり着いた孔丘らは瀕死の小姜と小虎を見つけるが……。やがて、夢で小虎の幽霊に悩まされるようになった陽虎は晋に向かい、陽虎の反乱は幕を閉じた。 . . . 本文を読む
病名のことではない。死因のことである。いま、救助隊が防塵マスクを着け、ゴーグルなどの眼鏡をかけて捜索にあたっている。雨が降ったために火山灰は粘土質のようになり、足元、膝深くまで地面にめり込むようで、500メートルを進むのに1時間を要するようだ。1000人体制でヘリ輸送による、消防隊員、機動隊員、自衛隊員と大がかりに行われている。そのニュースに4人の心肺停止者が発見されて、死者は48人、下山してくれば51人となる。たしかに心肺停止である、とは言え、溶岩、隕石ようなものに直撃をうけて昏倒したりしたものがいるようだから、その死因にはほかの要因がある。救助に当たった隊員たちはその有様をつぶさに見ることになる。心肺停止のそれまでにあるものは何であろう、想像に難くない。ただただご冥福を祈るばかりに、ニュース画面で犠牲者の身元がすべて判明というので顔写真とともにパネル上で一覧にしているのを見ると、ニュース報道のこの見せ方には胸のつぶれろおもいがする。 . . . 本文を読む
基礎はある物事を成り立たせる、大もとの部分、という。もとい、ともある。基礎を固める、基礎知識、とする辞書義である。それに対して、基本は判断・行動・方法などのよりどころとなる大もと、と、基礎を類語にしている。基本と基礎の違いは何か。用法の説明では、よりどころとなるものとして基本の語義を掲げる。どうも、基本にはなんらかの、判断、方法があることになる。ただ、基礎はより具体、実践の物事にあるものを指して言う。建築などで基礎構造と基本構造で意味するところがことなろう。さてその基礎語彙についてであるが、すでに、学習の基礎となる、あるいは、日常の使用に不便のない、必要な単語として規定されてきた。その基礎の選定には学者また研究者の作業があったようである。すると、この基礎語彙の選定が行われて、そのうえで、基本語彙にかかわる説明が加わってきたような経緯がありそうである。基礎語彙に、基本語彙のとらえ方があれば、それは学習語彙としては明確なものになる。 . . . 本文を読む
台風接近で捜索難航 御嶽山、安否不明なお16人 中日新聞トップ記事、見出しである。20141004
リードには、
>9月27日午前10時すぎ、登山者が撮影した御嶽山山頂の様子。青空の下、大勢の登山者でにぎわっていた。約2時間後に噴火が起こった
戦後最悪の火山災害となった長野、岐阜県境の御嶽(おんたけ)山(三、〇六七メートル)の噴火は四日、発生一週間を迎える。これまでに四十七人の死亡が確認されており、長野県の災害対策本部は三日、安否確認が取れない登山者が十六人いると公表した。
とある。
家族「ぎりぎりの状態」 保健師らが心のケア 20141004
記事には、
御嶽山の噴火直後から家族らの安否情報を求める人たちが麓に駆け付けているが、火山活動の継続や天候の悪化で相次ぐ捜索の中止もあり、心身ともに疲労が目立つ、
とある。
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日本語のベテランです、と使って、すぐさま目の前で電子辞書を開いて、納得しないような顔が。確かにおかしな言い回しである。あらためてベテランとは何か。国g辞書には、長年の経験を重ね、その道に熟達した人とか、それなりの意味内容として説明がある。。技術者、ドライバー、などの用例も上がっている。あるいは、ある事柄について豊富な経験をもち,優れた技術を示す人とあって、そのあとに、老練者、ふるつわもの、とかあって、これは何だろうかと思う。ベテラン veteran は、退役軍人、老兵のことであると、さらに知ることになり、まさに、古い兵であった。それから連想すると、老練家、老巧、練れ者、ヴェテラン、ベデラン、古強者、古豪、古参問いう類語が並ぶことになる。これでは、やはり納得しないようなことになるかもしれない。ただ、ネットの検索では、便利なことに、すぐにも、 ベテランを英語に訳すと a veteranan old hand ベテランの教師 a veteran [an experienced] teacher. とあるので、日本語のカタカナももこれによることだろうと合点している。 . . . 本文を読む
現代日本語文法文章論 題材は、タイトルが、日本人、アジアのオケ育成 とあり、副題に、
ミャンマー・ベトナムなどで音楽振興 基礎から指導、ネット活用 とある。日本経済新聞の文化面、20141004付けである。執筆者は、 文化部 関優子氏である。なお、有料会員サイトであり、著作の全文をこのように言語分析に資料としているので、そのことをお断りするとともに、ここにお礼を申したい。
冒頭の文は、次である。
> ミャンマー、ベトナム、インドネシアなどアジア各地で日本人指揮者が奮闘している。
末尾の文は、つぎである。
>日本人が培ってきた西洋音楽の知識や技術が今、アジアの音楽文化を開花させようとしている。
書き出しの文段は、次のようである。
> ミャンマー、ベトナム、インドネシアなどアジア各地で日本人指揮者が奮闘している。現地のオーケストラを基礎から鍛え、クラシック音楽の発展に一役買っている。
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