お寺にある掲示板には、よく法語が掲示されています。ネットで見ると、「お寺の掲示板大賞」というイベントもあるようで、人気があるようです。ぶらっと歩きで気がついたいくつかをご紹介します。
浄安寺(緑町1-13-22)
「我欲を手伝う仏は在(いま)さず」という大きな掲示と、「仲間を作ることは 必ず 仲間外れを作ることであります」、「未来とは今である」、「当たり前のことに ただごとではない 幸せがある」という小さな掲示がありました。「我欲を」は、真宗大谷派の僧侶・池田勇諦の言葉のようです。
報仏寺(河和田町887)
「仏を拝む人 その人がまた 仏である 曽我量深(りょうじん)」とあります。曽我は、真宗大谷派の僧侶だそうです。
中根寺(加倉井町595)
「さまざまな こと思い出す 桜かな」の左下に、「芭蕉の句を」とあり、行を変えて、「あんなこと こんなこと 豊かな思い出とともに 私がいる」と続けています。「さまざまな」の句は、芭蕉が故郷の伊賀国に帰省したときによんだものだそうです。後の言葉は、芭蕉の句を言い換えたようです。
光円寺(酒門町52)
「泣くことは 前向きになること だから 泣きたいときに 泣けばいい」 法語には、こうした、マイナスイメージの言葉をひっくり返してみせる表現も多いようです。
護国寺(見川1-2-1)
「時より来て 涙を流してくれる人より 毎日そばにいて 汗を流してくれる人に もっと感謝しなさい」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます