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水戸の見て歩き

水戸の木鼻(9)

2024-09-21 21:36:41 | 水戸

 今回は波を彫った木鼻を選んでみました。桂岸寺と芳賀神社以外は、伝統的な象のかたちをした木鼻に波を彫り込んでいるようです。波は、けがれを流すという意味に、防火のイメージが重ねられているのでしょう。

 

別雷皇太神(元山町1-1-57)
 これなどは、象の頭の形がよく残っているようです。上部の彫刻は細かく立体的に彫られています。

 

天徳寺(河和田町914-1)
 鐘楼の柱にある木鼻です。一方は獅子に、一方は波になっているようです。

 

吉田神社(六反田町749)
 先端を細くしないで、木目のきれいさを出したかったように見える木鼻です。本殿にある木鼻です。

 

桂岸寺(松本町13-19)
 勢至堂(本堂)の向拝にある、横につきでた波形の木鼻です。少しはげてきているようですが、金箔が貼られているようです。正面には龍が彫られていて、柱に見えるのはその2本の指です。桂岸寺では、山門にも波形の木鼻があります。

 

芳賀神社(栗崎町1677)
 ここも細かく波が彫られています。その波のあいまに、蓑亀(みのがめ)というコケが尾のようについた、長寿をあらわす亀が見えます。

水戸の木鼻(8)


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