最近建てられた馬頭観音碑を選んでみました。まだ令和の年号を刻んだものは見かけませんが、平成22年の馬力神碑がありました。水戸では、現在も建て続けられているようで、非常に数少ない今に続く信仰形態の一つのようです。ペットのお墓を建てるのが増えてきているようですので、今後も馬の飼育がおこなわれるのならば、お墓としての馬頭観音碑も建てられていくのだろうと思いました。
上河内(かみがち)町共同墓地(上河内町36°25'02.6"N 140°27'22.7"Eあたり)
平成22年建立です。ここには、いろいろな種類の馬頭観音碑がまとまってあります。「馬力神」という表現は、明治の廃仏毀釈以降に行われている、仏としてではなく神として祀ることをあらわすもののようです。
小泉町(36°20'32.7"N 140°34'03.3"Eあたり)
平成8年建立の「馬頭観音」です。水戸市消防団第十九分団の脇にあります。既に枯れていますが花が供えられていました。
平須町(36°19'34.7"N 140°25'57.7"Eあたり)
「馬頭観音」です。側面に「平成五年秋彼岸 平須町中」と彫られています。隣に軍馬の紀念碑もあります。
白旗神社(平須町36°19'50.4"N 140°25'16.1"Eあたり)
昭和59年建立の「馬頭観世音」です。鳥居前に、この碑のほかに、馬頭観世音碑と子安観音像各1基が並んでいます。
上河内(かみがち)町共同墓地(上河内町36°25'02.6"N 140°27'22.7"Eあたり)
昭和57年建立です。上の「馬力神」と同じ場所にある碑です。「馬頭観世音」と彫った黒御影石製で、お墓という感じです。
好文橋脇(見川36°22'08.3"N 140°26'39.6"Eあたり)
昭和49年建立の「馬頭観世音菩薩」です。馬頭観音をあらわす、カンという文字が上方に刻まれています。「多宝院檀家一同」で建てたようです。多宝院はすぐ近くにある護国寺(見川1-1190)の院号です。
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