7月31日の名古屋地裁判決から。
(毎日から抜粋)
出産時などの止血に投与された血液製剤でC型肝炎ウイルス(HCV)に感染したとして、患者が国と製薬会社3社を相手取り、総額約6億円の損害賠償を求めた薬害肝炎訴訟の判決が31日、名古屋地裁であった。松並重雄裁判長は「感染の危険性などを明確に表示する義務を怠った」として、国と会社に対し、原告9人のうち8人に総額1億3200万円の賠償を命じた。全国の同様訴訟で初めて、国と会社に責任が生じる時期を製剤が承認された76年時点とし、患者への投与時期による差を設けなかった。
(中略)
さらに、三菱ウ社がウイルスの感染防止措置を国の承認なしに変更するなどした姿勢を「患者の安全確保をおろそかにする行動」と批判。国に対しても「患者の安全確保を図る厚生行政の基本的責務に反した」と非難する異例の付言をした。
(毎日から抜粋)
出産時などの止血に投与された血液製剤でC型肝炎ウイルス(HCV)に感染したとして、患者が国と製薬会社3社を相手取り、総額約6億円の損害賠償を求めた薬害肝炎訴訟の判決が31日、名古屋地裁であった。松並重雄裁判長は「感染の危険性などを明確に表示する義務を怠った」として、国と会社に対し、原告9人のうち8人に総額1億3200万円の賠償を命じた。全国の同様訴訟で初めて、国と会社に責任が生じる時期を製剤が承認された76年時点とし、患者への投与時期による差を設けなかった。
(中略)
さらに、三菱ウ社がウイルスの感染防止措置を国の承認なしに変更するなどした姿勢を「患者の安全確保をおろそかにする行動」と批判。国に対しても「患者の安全確保を図る厚生行政の基本的責務に反した」と非難する異例の付言をした。