28日の東京地裁判決から。
(東京新聞29日朝刊から抜粋)
大麻などの密輸未遂事件で2度の有罪判決が確定し、約8年間服役した宇都宮市のタイ人女性(45)が、強制退去処分の取り消しを国に求めた訴訟の判決で、東京地裁は28日、請求を認め処分を取り消した。
大門匡裁判長は「女性には日本人男性との婚姻関係や、生まれた子ども3人との親子関係があり、これらは人道的観点から特に配慮に値するもので、薬物犯罪での有罪などを上回る重みを持つ」と判断した。
国は親子関係などを積極的に配慮すべきでないと主張したが、判決は「夫婦関係は強固である上、子どもには両親の下で生活することが最善の利益にかなう」とした。
(東京新聞29日朝刊から抜粋)
大麻などの密輸未遂事件で2度の有罪判決が確定し、約8年間服役した宇都宮市のタイ人女性(45)が、強制退去処分の取り消しを国に求めた訴訟の判決で、東京地裁は28日、請求を認め処分を取り消した。
大門匡裁判長は「女性には日本人男性との婚姻関係や、生まれた子ども3人との親子関係があり、これらは人道的観点から特に配慮に値するもので、薬物犯罪での有罪などを上回る重みを持つ」と判断した。
国は親子関係などを積極的に配慮すべきでないと主張したが、判決は「夫婦関係は強固である上、子どもには両親の下で生活することが最善の利益にかなう」とした。