弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

判事・検事も 共鳴すれば デモに行きたい でも行けない

2006年06月15日 22時59分52秒 | 未分類
私は当時まだ生まれていなかったので参加できなかったが、1960年6月15日には歴史的なデモがあったのだそうだ。
当時デモに参加し、裁判官や検察官になった人も決して少なくなかったらしい。
しかし、現職では無理でしょうね。
(以下、東京新聞から)
 警官隊と衝突しながら学生らが国会に突入した60年安保闘争から46年となる15日、デモに参加した全日本学生自治会総連合(全学連)の元メンバーら約200人が、国会周辺で憲法9条改正反対を訴えるデモ行進をした。
 安保闘争後に全学連の元メンバーがデモをするのは初めてで、参加者の平均年齢は約70歳。機動隊との乱闘のさなかに22歳で命を落とした東大生樺美智子さんをしのび、代表者が国会南門に遺影を掲げて献花、黙とうをささげた。


守秘義務違反の 取材も守る 主たる理由は 知る権利

2006年06月15日 22時58分22秒 | 未分類
取材源秘匿を全面的に認めた昨日の東京高裁決定をどどいつに。
(以下、読売新聞から)
 米国の健康食品会社が米国政府に損害賠償を求めた訴訟の嘱託尋問で、読売新聞記者が取材源に関する証言を拒絶したことの当否が争われた裁判で、東京高裁は14日、取材源を明かすよう命じた東京地裁決定を取り消し、証言拒絶を全面的に認める決定を出した。
 赤塚信雄裁判長は、「取材源の秘匿は、知る権利を守るという公共の利益につながるもので、取材源に守秘義務違反があっても取材源は秘匿できる」と述べた。


「起訴は良い良い 控訴はロス」と 控訴審では 通りゃせん

2006年06月15日 22時57分44秒 | 未分類
「ロス疑惑国賠訴訟」昨日の東京高裁判決をどどいつに。
(以下、朝日新聞から)
 81年に米国で三浦一美さん(当時28)が銃撃され、翌年死亡した「ロス銃撃事件」で、殺人罪で起訴され、無罪が確定した大久保美邦氏とその妻が、警視庁、東京地検による逮捕や起訴などは違法だとして、国と東京都を相手に計約1億4500万円の損害賠償を求めた民事訴訟の控訴審判決が14日、東京高裁であった。富越和厚(かずひろ)裁判長は国に約248万円の賠償を命じた一審判決を取り消し、請求を棄却する大久保氏側の逆転全面敗訴の判決を言い渡した。
 一審は無罪判決後の控訴までは適法とし、検察側が主張を変えた後の審理続行を違法としていた。高裁は審理続行も適法と判断した。


ワイドショーにも 秋田で小児 どうか鈴香に 見守って

2006年06月15日 21時49分05秒 | 未分類

今日はここまで 自白をしたと 一々報告 する弁護

2006年06月15日 21時47分49秒 | 未分類

お札刷ってる 日銀よりも 割がいいのか? M資金

2006年06月14日 20時46分54秒 | 未分類


昔1億 総懺悔して 今じゃ1億 捜査官

2006年06月14日 20時45分05秒 | 未分類

取調室に とどまらないで 接見室まで 可視化する?

2006年06月14日 19時49分37秒 | 未分類
接見内容の記者会見に疑問を呈した私のどどいつに、先輩からご意見をいただいた。
「閉じ込められて世間に対して自分の意見を発表できないでいる人に代わって、その人の意見表明権を代行している」のではないかと。
しかし、一般的には得策でないと思う。
供述が説得的でなかったり変遷したりしたときに、信用できない、反省していないなどと言われる危険も高い。
「自供に疑問噴出」などと連日テレビ報道される結果になってしまう。
秘密交通権はもっと大事にした方がいいと思う。

民は君主に 「ケッコー」言えと 官邸隣の 諌鼓鶏

2006年06月14日 19時47分28秒 | 未分類
山王まつりの期間中なので、日枝神社に参拝した。
祭の行列の先頭は、太鼓の上に鶏が乗った山車で、「諌鼓鶏(かんこどり)」又は「いさめのつづみ」というそうだ。
鼓は、中国の聖天子、堯と舜が、施政につき諌言しようとする人民に打ち鳴らさせるため官庁に設けたもの。
鶏は、鳴き声によって君主に善政を促し、人々を警醒する想像上の鶏。
これを「太平の世を祝って、一番で渡せ」と命じたのは、大阪夏の陣から凱旋した徳川秀忠。
感動した!。
因みに、日枝神社は、首相官邸の至近にある。

攻めか守りか どっちを取るか? 将棋とサッカー よく似てる

2006年06月14日 00時45分16秒 | 未分類
12日の日本×オーストラリア戦を見て痛感したが、サッカーと私の好きな将棋はよく似ている。
まず駒(選手)の特性を考慮し、攻防に最も働くように配置する。攻めるのか守るのか、どちらかを選択しなければならない場面が勝敗の岐路になる事が多い。
中田英寿選手も反省点に挙げていたが、前半で1点を先制した後、2点目を積極的に取りに行くべきだったか。成功すれば逆転負けの展開にはならなかった。
1対2で逆転された後は攻めに徹するほかなかった。3点目は仕方ないか。

傍聴したなら 日本の判事 誰もトンカチ 持ってない

2006年06月13日 21時22分23秒 | 未分類
おそらく初めて法廷傍聴に来た人の多くががっかりするのは,裁判官がトンカチを持っていないことだろう。

せっかく傍聴 来てくれたのに 調書判決 言い渡す

2006年06月13日 21時21分23秒 | 未分類
今日は,私の単独法廷に傍聴人団がいらっしゃった。
たまたま私の出身の愛知県の中学生が,修学旅行の一環として傍聴に来てくれたのだ。
残念なことに,なぜかそういう日に限って,本格的な審理をする事件が入っていない。

支給するのは どっちの領分? 国はきちんと 手当して!

2006年06月13日 21時17分03秒 | 未分類
 海外への出国を理由に被爆者援護法の健康管理手当の支給を打ち切られた被爆者が、手当支給を求めた2件の「在外被爆者訴訟」の上告審判決が13日、最高裁第3小法廷であった。手当の支給義務が国にあるか自治体にあるかが争点となったが、第3小法廷は「国は支払い義務を負わない」との初判断を示し、原告側の国への訴えを退けた。03年の制度改正で出国後も手当は支給されるようになったが、訴訟上は国側の勝訴が確定した。
 第3小法廷は「出国しても被爆者は手当の受給権を失わない」との初判断を示したうえで「国外に出た場合は、最後の居住地の自治体が支給義務を負い、国に支給義務はない」と述べた。
 74年の旧厚生省通達は「日本を離れると被爆者の地位を失う」としていたが、同種訴訟の敗訴を受け国が制度を見直し、03年から出国後も自治体を通じて手当が支給されるようになった(毎日新聞夕刊から抜粋)。


地裁所長も 裁判長も ここじゃみんなが 平に成る

2006年06月13日 21時07分50秒 | 未分類
ついでに紹介すると,東京高裁民事部の陪席裁判官の親睦会の名称は「平成会」。
元号の平成かというと,必ずしもそうではなく,もっと深い意味がある。
私のような例外もあるが,地裁で裁判長や所長まで務めたことがあるベテラン裁判官が,ここへ来ると「長」の付かない「平の判事に成る」からである。

裁判長から 向かって右の 近い立場の 橘会

2006年06月13日 21時06分25秒 | 未分類
東京地裁民事部の裁判官には,3種類の親睦会がある。
私のような中堅裁判官が属するのは「橘会」。
メンバーは,判事(法曹経験10年以上)であって,かつ,裁判長ではない裁判官。
なぜ「橘」かというと,右陪席裁判官(裁判長から向かって右に座る)だから。
「右近の橘」たちは,近い将来,裁判長を務めるため,日々勉強している。
ちなみに,裁判長の会は「藪の会」,判事補(法曹経験10年未満)の会は「早蕨会」。