2022年 ほおずき栽培(3)
日本国外務省は3月31日、ウクライナ政府の意向を照会した結果、ウクライナの回答を得られたとして、ロシア語の発音に基づく「キエフ」をウクライナ語に基づく「キーフ」に変更することを発表した。首都以外の地名についても、ウクライナ語による読み方に基づく呼称に変更するとした。2月24日にロシアによるウクライナ侵攻が開始されてより1ヶ月以上を経過し、停戦等条件の話し合いの会談が数回実施されたが、4月3日現在、具体的進展を見ていません。
2020年5月の播種により始まったほおずき栽培(「2020年ほおずき栽培(1)」)は、培養土再生(「2021年ほおずき栽培(2)」)により2年目の夏に大実の丹波ほおずきを美しく結実するはずが、一時草勢の良かったその夏の初めでしたが、結果として全体の株で小さなほおずきらしきものを僅か3~4ヶしか着けず失敗に終わりました。
(2021年6月25日 ほおずき鉢7号)
(2021年6月25日 ほおずき鉢11号)
原因の分からぬままほおずきの生育経過記録も怠け、年を越しました。翌年2022年3月に入り地上部の枯れた駄温鉢11号2鉢と10号鉢からは発芽が見られ、日に日に生育し始めました。しかし、7号鉢で年越ししたもののほとんどの株は枯死していました。
3月17日 培養土再生作業
昨年株分けしたプラ7号鉢は12個でした。昨年同様に鉢から株を取り出し、3本爪片手鍬で崩していきますが、ほとんどの株は枯死していました。
(3月17日 7号鉢より地上部の枯れた株を取出す A )
(取り出した株を3本爪片手鍬でほぐす A )
7号鉢で越冬したものは、余程水分を補給し手入れしないと地下茎が枯死します。10号・11号鉢を風雨に当たる野晒し場所で越冬したものは、しっかりと地下茎が生きていました。今年成功するか否か分かりませんが、7号鉢で観賞用のものが成功すれば、例年株分け用の基株は10号・11号鉢より採取し、7号鉢で生育・観賞用に育てることになりそうです。
7号鉢より取り出した再生用土をふるいにかけゴミ・枯死根・幼虫などを取り除きます。バークチップ・赤玉土や鹿沼土の粒でふるい目にかかったものは、貴重なものなので再度使用します。ふるい目の大きさを変えて2度行う手引書もあるようですが、Aは中網目で1度だけです。
(ふるいでゴミ・枯死根・幼虫を除く A )
昨年は、ふるいにかけた土に直ぐ肥料を混ぜて再生培養土とし、当日株分け作業をしましたが、今年は少し寝かせることにしました。陽射しの良いときに再生土を日向で日光に当て殺菌したりしますが、Aは土温を上げて殺菌することにしました。黒マルチに適量をしっかり包み、日向に1週間ほど放置して土温を上げて殺菌するものです。手引書の中には、土を包む時に加水してより効果を高める? ことを勧めているものもありますが、Aは加水はしませんでした。
(黒マルチに再生用土を適量取る A )
(黒マルチでしっかり密閉包み込む 加水無し A )
(日向で2週間弱放置し用土殺菌 A )
3月30日 再生培養土に株分け
13日間(陽射しのある晴天は半分くらい)屋外に放置した黒マルチ包みを開き、9種類の堆肥・土壌改良材・有機肥料を目分量で混ぜ合わせました。
《再生培養土混入 堆肥・肥料・改良材》
硬質鹿沼土細粒 腐葉土バーク入り 牛ふん堆肥 バーク堆肥
ピートモス バーミュライト カキ殻石灰 クン炭
化成肥料
(再生培養土に使用した9種類の混入材)
(再生用土に肥料・堆肥・改良材を混入中 A )
新芽の出始めた駄温鉢11号をバラすと鉢壁に沿って何重にも根張っており、ホオズキの力強い生命力を感じる時でした。芽の出始めたものの地下茎を適当に切り取り、プラ7号鉢に芽とともに株分け、9鉢を作りました。昨年は、手引書通り地下茎のみ3本に切り分けたものを植え込みました。株分け作業は「2021年ほおずき栽培(2)」を参照ください。
(今年の株分けはプラ7号鉢に芽付きのもの9鉢)