卓袱台の脚

団塊世代の出発点は、狭いながらも楽しい我が家、家族が卓袱台を囲んでの食事から始まったと思います。気ままな随想を!

2022年 「吉高の大桜」見物と道の駅キャラバン

2022年04月10日 17時21分15秒 | 旅行

2022年 「吉高の大桜」見物と道の駅キャラバン

 

 

年度末3月15日政府与党内に急浮上した「年金受給者に一律5000円の臨時給付金」支給案でしたが、バラマキ批判殺到で朝令暮改3月29日高市早苗政調会長は「ゼロベース」として見直すことを表明しました。

江戸川堤菜の花の群生を始めに、運河河口公園の桜や自宅芝桜の開花に促され、4月1日からライフラインを含み、生活雑貨・食品の全てが値上げの満開となりました。

 

 

(3月27日 群生開花する江戸川堤の菜の花)

 

 

(3月31日 自宅庭の芝桜)

 

 

(4月1日 運河河口公園の桜)

 

 

晩の梅干しが、とうとう底を突きました。蜂蜜入りや焼酎漬けの甘いものは、好みません。昔ながらの赤紫蘇と塩のみで漬け込み、思わず口が萎んで眉間に皺が寄るくらいのものが好みです。Kも同じ好みですので、容器の但書を見ながらその場所で買うか、馴染みの通販先からでないと駄目です。時期的に馴染みのとこは売り切れ状態、相談して食材探しの道の駅キャラバンに行くことになりました。また、Kの要望で3年前にAが観桜ポタリングで出掛けた「吉高の大桜」を見物することになりました。ヤマザクラはソメイヨシノよりも1週間から10日ほど遅いので、今週頃(4月4日~)は見頃と思われました。

 

16号線経由10時半に「道の駅やちよ」に到着。八千代市内の国道16号線と新川が交差する八千代橋のたもとにあります。1997年7月千葉県3番目の道の駅として「八千代ふるさとステーション」が誕生しました。「市民と農業者、商工業者相互の交流と農業振興」が謳い文句です。近年、拡張され機能はパワーアップされたとメディアで知りました。3年前のブログ「吉高の大桜」観桜ポタリング(1)同(2)で寄った時よりは農産物直売所(「クラフト」)の規模・生鮮品揃えに格段の違いが見えました。当日、他に3ヶ所の「道の駅」をキャラバンしましたが、「道の駅やちよ」が別格に思えました。道を挟んで迎えに水産物販売所がありますが、今回もパスしました。目的の「梅干し」は、こちらには見当たりませんでした。16号線から見える駐車場が満車でも本館裏の第二駐車場が空いている場合があります。

 

 

(「道の駅やちよ」正面入口)

 

 

(「道の駅やちよ」第一駐車場より本館を臨む)

 

 

(「道の駅やちよ」に隣接する水産物販売所)

 

 

印旛中央公園駐車場11時半に到着しましたが、すでに見回せるところは満車状態です。午前中は晴天でしたが、徐々に雲が覆い曇天になりました。大桜までは徒歩20分、老若男女が復路の見物客とすれ違いながら、トボトボと向かいます。片田舎の個人の畑に咲いた大桜が有名になりましたので、農道をくねくねと巡ります。今の印西市と合併前の印旛村の名称が混在した道標を曲がります。

 

 

(自治体により整備されたと思われる道標)

 

 

少し汗ばみ始めた頃、私設農産物直売所がチラホラ、木立に入るとチューリップがきれいに咲き誇った畑越しに大桜が現れました。

 

 

(見物客のために用意されたチューリップ?)

 

 

その先の「峠の茶屋」の角を曲がると再び大桜が見えてきます。3年前の記憶の片隅にある大桜の再現です。週初めの予想開花をしのぐ7分に近い咲き具合でした。訂正上張りされた立て看板説明書きが目立ちます。やはり素晴らしい咲きっぷりに初めて愛でるKは見入っていました。

 

 

(4月7日 曇天に映える「吉高の大桜」)

 

 

(「吉高の大ザクラ」の説明書き)

 

 

大ザクラを後にする時、畑の中に名前の分からない紅い細かい花を着けた樹が印象的でしたので、写真に収めました。Kはもっぱら「峠の茶屋」での買い物に夢中、「筍炊き込みご飯」や梅干し・他を求めておりました。大ザクラ見物に1時間半の楽しい一時を頂きました。

 

 

(この美しい花が咲く樹は何という名前の樹ですか?)

 

 

北千葉道路・成田空港を通り過ぎ「道の駅多古」に着いたのは2時近くです。国道296号線と栗山川が交差する多古大橋のたもと、真っ平らな田園風景の中忽然と現れる「あじさい館」・「ふれあい市場」、「キッチンTAKO」など多古町(たこまち)を堪能させる館がありました。名産の多古米・大和芋、朝採れ野菜のラインナップは訪れるお客を楽しませているようです。子供達にはサツマイモとイチゴの味がコラボした絶品のアイスが人気かも? フラッと回った本館裏側には、青い空の広がり・川の緩やかな流れ・寝そべる緑の芝生が広がって、思わない憩いの場がありました。昼になるほど朝採れ野菜の数は少なくなるようで、加工品の「梅干し」は買えました。

 

 

(「道の駅多古」駐車場側正面入口)

 

 

(「道の駅多古」多古町の案内看板)

 

 

(「道の駅多古」の本館裏には悠久の田園風景)

 

 

ここまで来るとカーナビが頼り、「道の駅くりもと」には30分かかり2時半に着きました。香取市にある県道44号成田小見川鹿島港線沿いにある愛称「紅小町の里」。

 

2006年佐原市・山田町・小見川町と合併した香取郡栗源町(くりもとまち)は、香取市になりました。地名は栗山川の源(みなもと)を持つことに由来します。この地域は開拓者による「開墾地」が多く、痩せた土地でも育つサツマイモ栽培が盛んでした。昭和43年(1968年)県農業改良普及所から栗源町に持ち込まれた新品種「紅小町」は、゛焼き芋にすると絶品 ゛と言われ、生産量が増大「ベニコマチの里」と呼ばれるようになりました。しかし、その栽培は難しい品種でもあり、昭和53年(1978年)登場した「ベニアズマ(紅東)」に取って代わられ、ベニコマチの生産量は以後激減しました。評価の高い「ベニコマチ」を栗源町は栽培技術の向上により品種を守り抜き、昭和61年(1986年)の「日本一の焼きいも広場」と共にその名は全国に広がりました。平成14年(2002年)「道の駅くりもと」が開駅、PR活動が進展し香取地方の主力ブランドへと成長しました。現在、この地でのサツマイモの生産量のうち「紅小町」の占める割合は2~3%です。

 

約20年弱以前、古い友達ご夫婦と茨城へアンコウ鍋をたべに来た折りこの道の駅に立ち寄りました。当時と変わらぬたたずまいと規模で、何種類かの箱入りの「紅小町」は別枠の場所で販売されていました。また、通信販売も人気らしく入口に「通販のもの完売」との張り紙がありました。保温ケースからは焼き芋の甘ったるい独特の香りが漏れています。道を挟んで向かいに体験工房がありますが、連休をまだ先に控えてヒッソリと扉は閉まっていました。こちらで「梅干し」は調達できました。

 

 

(「道の駅くりもと」)

 

 

(「道の駅くりもと」そばの高台より)

 

 

(「道の駅くりもと」体験工房)

 

 

道の駅キャラバン最後4ヶ所目はチョット離れていましたので、東関道大栄ICより圏央道神崎ICまで高速に乗りました。一般道と高速を使い1時間、「道の駅発酵の里こうざき」は神崎ICより極近、利根川沿いの一般国道356号銚子我孫子線(愛称「利根水郷ライン」)、神崎大橋のたもとに立地します。神崎町(こうざきまち)は日本酒や味噌などの醸造業が盛んな所、地元特産の食品展示はもとより全国各地の発酵食品約300を取り扱う「発酵市場」を中核に、モダンな「カフェ&レストラン」に地元農産物を販売する「新鮮市場」などを併設した施設が充実しています。利根川土手沿いをサイクリングロードがありますので、自転車利用者を想定して有料シャワーブースも用意されていました。チョット一息入れに「喫茶 はっこう茶房」でイチゴジェラートを頂きました。手作り感のあるパン類もあり、軽食を頂き一服するには最適の場所です。こちらでは「梅干し」調達できませんでした。

 

 

(「道の駅発酵の里こうざき」周辺案内看板)

 

 

(「道の駅発酵の里こうざき」中央が発酵市場&喫茶&ファミマ)

 

 

コロナ禍の一日、食材探し道の駅キャラバンは印旛・成田周辺を一回りする少しハードなドライブになりました。今年初めてのA&Kの近所の用足しでない長時間の外出ドライブは、久し振りの気分転換でAの目的の「梅干し」も思い通りのものが調達できました。観光客を迎える場所は一様にコロナ体制を完備していました。インフルエンザ級の状態になるのをひたすら待ち続けたい、昨今です。

 

 

(4月7日 道の駅食材探しキャラバンの収穫)

 

 

(いろいろな種類調達できた道の駅の「梅干し」)


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