2022年「A&Kの菜園日記」夏野菜の準備(2)畝立て・夏野菜苗定植
「知床半島は車では半分までしかいけません。秘境知床が神秘のヴェールを脱ぐのは船の上だけです。」(知床遊覧船 世界自然遺産 断崖クルーズ「知床遊覧船」HPより)
4月23日午後1時15分頃、知床半島の沖合を航行中の観光船「KAZU 1」の運航会社から、「船首が浸水して沈みかけている」と118番通報がありました。乗客24名(うち子供2名)、乗員2名の26名が乗船、関係官庁の船舶・航空機が捜索を開始しました。知床は2005年豊かな海や生態系が評価され、ユネスコの世界自然遺産に登録されました。観光船は今期初めての観光クルーズ船の出航でした。24日救助された10名全員の死亡が確認され、当日深夜子供1名が救助されましたが、死亡が確認され、26日現在11名の死亡が判明しました。
4月23日 畝立て・夏野菜苗定植 11:00~16:00
4月19日行き付けのホームセンターで5種24本の今期夏野菜の苗を購入しました。内訳は
接木ナス6本(千両二号) 接木キュウリ6本(夏すずみ) ピーマン6本(エース)
接木トマト4本(ホーム桃太郎) ミニトマト2本
(ナス苗 千両二号 6本)
(キュウリ苗 夏すずみ 6本)
(ピーマン苗 ピーマンエース 6本)
(トマト苗 ホーム桃太郎 4本)
(トマト苗 ミニトマト 2本)
4月23日の関東圏は夏日になり、この辺も26度の予想気温でした。雲の多い曇天ですが、昼前の畑は雲間から顔を覗かせた陽射しが差す勢いで、無風がますます拍車をかけ慣れない暑さになりました。Aはいくら暑くても短パン・半袖にはなりません。長ズボンに長袖シャツか長袖のつなぎで、ゴム長靴やキャップかつば広の麦わら帽子は欠かしません。
4月12日に荒起こし・元肥施肥・すき込みを行っており、以後、小雨が何度か降っておりますので鍬で再耕起を軽く実施しました。2時間を休み休み水分補給を繰り返し、マルチ展張畝2畝(90cm×3m)、マルチ無し90cm×3m畝1畝、60cm×3m畝3畝を立てました。補給水分は暑い日でも大体ペットボトル500cc×2本の水で充分ですが、今日はとても足りない暑さになりました。
何回目かの小休止の時、4月12日に掘り起こし・畑外の雑草地に埋め戻した野ネズミの巣に行きましたが、掘り起こして見る勇気はありませんでした。
(4月23日 作業前の畑)
(数度の降雨で締まった畑を再耕起 A )
(4月23日 畝立て中 A )
(暑い中2時間で6畝立て完了 A )
トマト苗は、例年と同じで余り失敗の無い中玉の「ホーム桃太郎」です。Kの要望のミニトマトは度々生育してた「千果」とは別に、DCM+KAGOMEの共同企画と謳って接木苗相当(接木で無く高価格)のものを購入しました。苗自体はしっかりしていました。
(4月23日 ミニトマトの定植 A )
ナス苗は、ナスを栽培し始めてからこの品種の「千両二号」です。オーソドックスな品種で今まで間違いなく収穫でき味も満足いくものです。取り敢えず「千両二号」を栽培しておいて、それ以外に水ナス・米ナス・長ナス等の品種を好みに応じて追加栽培していました。
(取り敢えず我が家の定番ナス「千両二号」定植 A )
(ナス苗を定植・支柱に誘引します)
キュウリ苗は結構実績のある「夏すずみ」、種苗案内によると「ロングセラー、クズ果の発生が少なく安定した節成り種」。ここ2、3年は1条1本立ちネット栽培でほぼ失敗に近いできでしたので、今年は合掌棚にネットを展張する初歩的な栽培方法の予定です。
(今年のキュウリは合掌棚ネット栽培 キュウリ苗定植 A )
ピーマン苗は一昨年収穫過多で困った「ピーマン エース」の再来を希望してまたまたの栽培です。Aはこれ以外の品種は他に1種類しか経験しておりません。
(2匹目のドジョウを狙ってピーマンエースの定植 A )
夏野菜の苗5品種24本を定植、それぞれを支柱に誘引、風除けのための行灯を掛けて水遣りを終えるまで2時間半を費やしました。1000ccの水分は飲み尽くし、休憩も何回取ったかわかりません。一時などは、誘引して立ち上がったときに「フラッ」となったほどです。「これはいけない!」と思わず風通しの良い立木の日陰に移りました。かつて旧畑のやはり夏の蒸し暑い昼下がり、一段落した作業を終えて立ち上がった一瞬「方向感覚がなくなり、ここはどこかな?」と我を失ったことがありました。不安な気持ちに襲われ思わずしゃがみ込み、目をつぶってどの位か?……事無きを得たことがありました。あれ以来、真夏の繁茂した野菜の隙間での除草や長時間での単独作業は控えております。
(4月23日 5種24本の夏野菜苗の定植完了 A )
(夏野菜苗定植後の水遣り中 A )
数日前、Kより「皆さんのソラマメにアブラムシが発生したらしいわよ!うちのも小さいアブラムシみたいのが見えるので薬撒いたら?」との情報が入りました。ソラマメにアブラムシが発生することは手引書で知っていましたので、対策も2、3考えていました。「反射光を嫌う」用具として「根元敷き反射板」・「虫除けアルミマルチ」、「防鳥テープ」など、市販品の駆除忌避薬剤などを手引書に上げていますが、無農薬栽培を志す者としては一般の薬剤散布には抵抗があります。Aは防除としては「虫除けアルミマルチ」、「防鳥テープ」を用意しました。ネットには有機素材としていろいろ紹介されていますが……、牛乳・石鹸水、木酢液・米酢・ニンニク、唐辛子などを溶け込ませた溶液です。コンパニオンプランツなどもあるようですが、Aに「ピン!」ときたのは「唐辛子」でした。
唐辛子エキスを侵出させた「青唐辛子のコーレーグース」20ccを500ccのスプレーボトルに入れ水で希釈、25倍の高濃度液を作りました。成功するか否かは分かりませんが、その強烈なカプサイシン成分は日常から賞味済みです。アルコール等油分を含む成分が蒸発し、油分膜がアブラムシを窒息させると指導書にありました。何事も経験と今回試してみました。
(4月23日 アブラムシがたかったソラマメ苗)
(反射光を利用する市販の防鳥テープと虫除けアルミマルチ)
(自家製の「青唐辛子のコーレーグース」20ccを駆除に使用)
(25倍希釈液を実践使用中 A )
(2022年4月23日の畑)