2019年「A&Kの菜園日記」夏野菜の準備(6) キューリの棚製作
5月のこの時期になっても、朝晩は冷えが残っているようです。仕舞い込もうとした冬物や、石油ストーブも諦めきれずにいます。ここ数日の昼間は、夏日・真夏日を観測している場所も、報告されているようでした。夏野菜苗を定植した5月8日の朝の気温について、ウェザーニュースが伝えていました。
「5月8日(水)は東日本や西日本を中心に朝の冷え込みが強まりました。東京都心では午前5時前に7.9°Cを観測し、4月上旬並みの最低気温になっています。東京で5月に気温が7°C台まで下がるのは平成3年以来28年ぶりで、平年と比べ5°C以上も低い水準です」(ウェザーニュース 2019/05/08)
気温の変化が激しいので、発芽に影響があるのかもしれませんが、4月28日~29日にポット播きした種で、5月13日現在発芽しているのは、枝豆(湯あがり娘)、オクラ。ササゲの3種類のみです。
(5月13日 枝豆(湯あがり娘)の発芽様子)
5月11日 キューリ棚の製作 14:30~18:00
記録的10連休前半に降雨があった以後、雨らしい雨が降りません。関東平野の北部山沿いでは、時折、雨雲も出て降雨が観測されているようですが、この辺は、全く駄目です。
弱々しかったキューリ苗(夏すずみ)1本が枯死、近所の園芸屋で興味本位で1本300円以上のキューリ接木苗の「うどんこつよし」(カネコ種苗)1本を購入、早速、定植しました。゛水遣り ゛もしっかりして、トマトとキューリ棚の製作を行いました。キューリもトマト同様に、一条植えにしましたので、トマトの支柱同様に鉄筋を打ち込み、10cm方眼の誘引ネットを展張しました。
3時半過ぎにKの応援もありましたが……?、駆けつけて直ぐに、お仲間のお茶会が始まり、全く、Aの手助けにはなりません。棚作りに1人でコツコツ、2時間近くもかかってしまいました。
(高い! キューリ接木苗「うどんこつよし」)
(5月11日「道沿いの畑」水遣り中 A )
(トマト支柱に横棒の強化支柱 A )
(キューリのネット棚製作中 A )
お仲間同士での ゛懇親お茶会 ゛もやっと終わり、Kが「中の畑」より声をかけてきました。「やはり駄目見たい!」。その声を皮切りに、他のお仲間より、「私も!」、「どうしようもないわ!」と、悲痛なため息とも絶望とも取れる声が、畑に響き渡りました。一縷の望みを込めて、「もうちょっと置いておくわ!」と、落胆顔に呟くお仲間もおりました。
簡単には駆除できず、対応処理の難しい「乾腐病」ですので、A&Kで決断しました。 ゛早期のタマネギの撤去と後の夏野菜の植付け ゛です。どの位傷んでいないタマネギを収穫出来るか分かりませんが、
「糸状菌のフザリウムに感染したタマネギは、18°C以上で、発症の可能性があります。数年~十数年間土壌で生き残ると言われる ゛フザリウム ゛の厚膜胞子は、根や傷口から進入し、苗~畑栽培間の全てや収穫貯留タマネギ内で増殖、毒素により枯死します。典型的な土壌伝染性の病害」(タマネギ乾腐病「タマネギ栽培.com」2019/04/22)
との伝染病害ですので、 ゛その時はその時 ゛との開き直りで、「中の畑」のタマネギ処理に当たりました。
病害虫の野菜被害について、Webサイトでのコメントを見つけました。
「野菜の病気は人間にうつることはないので、症状の出た部分を大きく取り除けば、食べられるものもあります。果菜類の場合は、葉や茎に病変が出ても、食用部分にはそれほど影響しないこともあります。しかし、株全体が傷む軟腐病などは、一度かかってしまうと廃棄するしかありません。害虫も病気も、長く放置するほど被害が広がります。場合によっては株全体がダメになり、育てた苦労が水の泡になってしまうケースも。日頃から野菜の様子をこまめに観察して、早めに対処すれば、多くの場合はリカバリーが可能です」(「NHK趣味の園芸やさいの時間」2015.6月号より)
方針が決まれば、即作業です。「中の畑」のタマネギ周りの除草とタマネギ撤去を開始しました。1時間半ほど作業し、大方は次回に持ち越して、今日の分を終わりました。
昨年9月20日、苗床に播種してから8ヶ月余り、色々手当てしましたが、力尽きた感です。来年から、家庭菜園でのタマネギ栽培は無理かもしれません。
ちょっと、寂しい!
(「中の畑」で除草作業中 K )
(5月11日「中の畑」タマネギの撤去作業 A&K )