気まぐれフォトダイアリー

富士山、風景、身近な花の写真ブログです。読んだ本の感想も載せています。
最近は回想ブログが多くなりました。

犬のドリーの思い出

2009年10月22日 09時38分33秒 | 犬のドリー
普段あまり使っていないSDカードに入っている写真を整理しようと、パソコンに入れたら、

いきなり去年亡くなった犬のドリーの写真が出てきた・・・

それも亡くなる数日前の最後の写真だった。



パソコンの画面にいっぱいに映し出されたドリーの顔、

すでに年を取り、

かなりやつれた顔だった・・・

予想もしていなかったので、胸が詰まるような思いがした。



生後1カ月のドリーが我が家に来てから15年8カ月。

いろいろな事があった。

まさしく走馬灯のように思い出がよみがえる・・・



ドリーが亡くなってちょうど1年が経った。

この地区で体育祭があった夜から、急にドリーの具合が悪くなった。

いつも鳴いたりしないドリーが鳴きはじめ、その夜は苦しそうに一晩中鳴き続けた。

私たち家族はどうすることもできず、ただ見守るだけだった・・・



翌日は朝から雨が降っていた。

私は傘をさして毛布にくるんだドリーを車に乗せ、開院時間を待って動物病院に運んだ。

ドリーはそのまま入院したが、

翌日、亡くなったという電話が来た。



家で苦しそうに鳴いているドリーは、本当にかわいそうだった。

その夜、不思議な事があった・・・

私の足がまるで捻挫でもしたように、急に痛くなってきた。

部屋の中でも、やっと歩く程だった。

苦しんでいるドリーの側に行くのに、登山用のストックを出して来て、突いて行った。



今、思えば、ドリーはこう言っていたのかも知れない・・・

「私はこんなに痛くて、苦しいよう~!

「私の痛みを解ってよう~!



動物病院から引き取ったドリーを、火葬場に連れて行き、

家に帰ってから、夫に敷地内の隅に穴を掘ってもらった。

そして、私がドリーの骨を埋めた。



以前、誰かから住んでいる屋敷に動物を埋めてはいけないとか、聞いたことがある。

けれどそんな事はどうでもいいと思った・・・

ドリーはさみしがりやなので、遠くの土地になんかかわいそうでとても埋められなかった。



今でもドリーは、私たちの見える所に眠っている・・・

そしてドリーの上には、いろいろな花をたくさん植えた・・・

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