真昼の花
2004-12-05 | 本
主人公はバックパッカー。
貧しいアジアの国で所持金がほとんどない状態となる。
彼女が日本企業の前で物乞いをした時に知り合った
ビジネスマンが言った言葉
「ここの人たちが貧しいから自分もその中に溶けこもうとしても、
何もわからないんだよ。
楽して何かわかったり見たりした気になっちゃだめだよ」
に対して、[私]はこう言う。
「ねえ、楽して何か分かった人に会ったの?
不精髭をはやした人がここの暮らしに同化したいからそうしてるっ
て言ったの?あなた車の窓を開けて、それを聞いたの?」
(「」の会話は『真昼の花』角田光代著 新潮社)
日本で社会に出て定職について働いていようが
主人公のようにフリーで旅をしていようが
どこにいても結局同じことだ。
自分の目で、耳で、口で、足で、手で経験したこと以外には何もわからない。
目的がなければ何も得られないけれど、何も失わない
問題は環境ではなく自分自身なのだ。
貧しいアジアの国で所持金がほとんどない状態となる。
彼女が日本企業の前で物乞いをした時に知り合った
ビジネスマンが言った言葉
「ここの人たちが貧しいから自分もその中に溶けこもうとしても、
何もわからないんだよ。
楽して何かわかったり見たりした気になっちゃだめだよ」
に対して、[私]はこう言う。
「ねえ、楽して何か分かった人に会ったの?
不精髭をはやした人がここの暮らしに同化したいからそうしてるっ
て言ったの?あなた車の窓を開けて、それを聞いたの?」
(「」の会話は『真昼の花』角田光代著 新潮社)
日本で社会に出て定職について働いていようが
主人公のようにフリーで旅をしていようが
どこにいても結局同じことだ。
自分の目で、耳で、口で、足で、手で経験したこと以外には何もわからない。
目的がなければ何も得られないけれど、何も失わない
問題は環境ではなく自分自身なのだ。