長嶋有さんの本を立て続けに読んでます。
今回は『パラレル』。
前奥とかパラするとかの言葉遣いが面白かったり、
「なべてこの世はラブとジョブ」なんて七五調で言われたりすると
なんだか名言のような気がしてしまうセリフが出てきたり、
はたまたテトリスの面白さを私なりに真剣に考えてしまった本でした。
そこここにハマる場面があるのですが、
紹介は1つだけにしておきましょう。。
きっと他の方がとりあげてくれるだろう名場面は除いてw
結婚式で教会にて新郎新婦が退場する場面。。。
痩せた女が電子オルガンをひき、二人が退場する。
オルガンの音色は隈なく響いた。よくみると両側の壁に
ボーズのスピーカーが設置されている。
再び立ち上がり拍手をつづけながら見送ると、出口の扉の上に
大きく「非常口」の表示。拍手しながら、皆一瞬そこをみたと思う。
僕の目は釘付けだった。これはなにかのメタファーなのか。
汝と汝はどこへ脱出しようというのだ。
(『パラレル』長嶋有著 文藝春秋)
こういう日常的な観察眼、私は好きですねぇ。。。
そうそう
この本『パラレル』ってタイトルなのに
表紙の装丁の4本の線が最終的に交わっちゃったりしているのも
意味深でいいですねぇ。。
今回は『パラレル』。
前奥とかパラするとかの言葉遣いが面白かったり、
「なべてこの世はラブとジョブ」なんて七五調で言われたりすると
なんだか名言のような気がしてしまうセリフが出てきたり、
はたまたテトリスの面白さを私なりに真剣に考えてしまった本でした。
そこここにハマる場面があるのですが、
紹介は1つだけにしておきましょう。。
きっと他の方がとりあげてくれるだろう名場面は除いてw
結婚式で教会にて新郎新婦が退場する場面。。。
痩せた女が電子オルガンをひき、二人が退場する。
オルガンの音色は隈なく響いた。よくみると両側の壁に
ボーズのスピーカーが設置されている。
再び立ち上がり拍手をつづけながら見送ると、出口の扉の上に
大きく「非常口」の表示。拍手しながら、皆一瞬そこをみたと思う。
僕の目は釘付けだった。これはなにかのメタファーなのか。
汝と汝はどこへ脱出しようというのだ。
(『パラレル』長嶋有著 文藝春秋)
こういう日常的な観察眼、私は好きですねぇ。。。
そうそう
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この本『パラレル』ってタイトルなのに
表紙の装丁の4本の線が最終的に交わっちゃったりしているのも
意味深でいいですねぇ。。