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トルコ旅行4日目(メブラーナ博物館)

2010-06-07 | 旅行
コンヤにあるメブラーナ博物館までは
パムッカレからバスで5.5時間。
長いのにもそろそろ慣れてきた。。。

【メブラーナ博物館】(画像クリックで動画開始だけど大したことは流れないよ)


もともとは教団の創始者メブラーナの霊廟、修行場だった建物であるが
1925年トルコ共和国成立後、教団が解散させられ、
現在は博物館となっている。

残念ながら写真は建物のみで中は撮影禁止。
靴にビニールをはいて入場。

中に入った途端、ターバンの載った棺が並んでいる。
その前に佇み、今でも信者が真剣にお祈りをしていたので
逆に自分たちみたいな観光者がうろついていていいのかと、所在ない気分だった。

次の部屋にはメブラーナ直筆のコーランとか
儀式で使われた衣装・楽器などが展示されていた。

なかでも興味深いのはムハンマドのあごひげが入った箱。
ガラスケースの隅が少し開いていて
匂いがかげるようになっている。
一応匂いを嗅いでみたが、信仰心の問題か何の匂いもしなかった。

さてこの宗教は踊る神秘宗教とも言われ、
両腕を水平に広げてくるくるくるくるひたすら回る踊りが特徴的だ。

【旋舞ダンス】

*撮影時のみ点灯

この踊りは
後日ベリーダンスを見る際にショーの一環として見せていただけた。
電気も非常灯程度の暗い中、
音楽無しでぐるぐるぐるぐる旋回する様子は
衣擦れの音だけが聞こえ、白い衣装が暗い中ぼやっと浮かび上がって
見ているこちらも不思議な気分になってくる。

思ったより長い間まわっているため、
こちらの頭がぼーっとしてきて、
怪しい世界に引き込まれるような感覚で怖いとさえ思ったけれど、
そうやって無我の境地に至り神と一体になるという考えは
踊りを見ただけで十分伝わってきた。

でも、そもそもこの踊り、
メブラーナの没後弟子によって考え出された儀式なので
メブラーナさんの意図していたこととは違うような…
なんだかなぁ~という気はぬぐえない。

ともあれ
途中の休憩所もメブラーナ色が出ていて
信者の方には失礼なのか分からないけれど、なぜだか楽しくなってくる。

【駐車場の大きな旋舞人形】


旋舞を模ったくるくる回る置物みやげも可愛いかったな。
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