昨年の江戸川乱歩賞受賞作、『プリズン・トリック』(遠藤武文著 講談社)。
東野圭吾が「乱歩賞史上最高のトリックだ」というからに期待大。
本文を読み進めていくうち、
ところどころ感じていた真犯人の言動に対する違和感は
彼が犯人であるがゆえだとナント最後の1行で気づきました。
それが「史上最高」といわれる所以でしょうか。
しかしその最後の1行で裏切られたというか、
説明もそこそこに逃げられた気がする内容は大変おさまりが悪く、
なにか手掛かりはないかとネットを見ていると、
講談社の特集ページに↓こんなものがありました。
「真犯人からの手紙」(犯人が判明するのでクリック要注意…)
この手紙までを含めて本になっていたら完璧なお話でしたね。
とにかく気持ちはおさまりました。
こういうデータは自分で見つけていくしかないのだろうか?とかw
別の気持ちが頭をもたげてきますけどね。。。
これからこの本を読まれる方は是非
「真犯人からの手紙」の存在をお見知りおきを。
さて本題ですが、
この本はもともと『三十九条の過失』というタイトルだったもので、
憲法第三十九条の一事不再理について触れています。
一事不再理は、1度裁かれた事件で裁かれることは2度とない、ということですが、
その善し悪しについては考えさせられます。
またこの本はひさしぶりに心を動かされました。
交通事故の加害者と被害者の描写についてです。
残された家族について、また加害者の家族の犯罪の責任をとる覚悟など
こういうことを想像できる人を増やすことが、
悪質な交通事故を減らすのに一役買っているにちがいないのです。
トリックなんかとはまるで関係ない場面ですが、
この点で『プリズン・トリック』は多くの人に読んでほしい本だと思いました。
東野圭吾が「乱歩賞史上最高のトリックだ」というからに期待大。
本文を読み進めていくうち、
ところどころ感じていた真犯人の言動に対する違和感は
彼が犯人であるがゆえだとナント最後の1行で気づきました。
それが「史上最高」といわれる所以でしょうか。
しかしその最後の1行で裏切られたというか、
説明もそこそこに逃げられた気がする内容は大変おさまりが悪く、
なにか手掛かりはないかとネットを見ていると、
講談社の特集ページに↓こんなものがありました。
「真犯人からの手紙」(犯人が判明するのでクリック要注意…)
この手紙までを含めて本になっていたら完璧なお話でしたね。
とにかく気持ちはおさまりました。
こういうデータは自分で見つけていくしかないのだろうか?とかw
別の気持ちが頭をもたげてきますけどね。。。
これからこの本を読まれる方は是非
「真犯人からの手紙」の存在をお見知りおきを。
さて本題ですが、
この本はもともと『三十九条の過失』というタイトルだったもので、
憲法第三十九条の一事不再理について触れています。
一事不再理は、1度裁かれた事件で裁かれることは2度とない、ということですが、
その善し悪しについては考えさせられます。
またこの本はひさしぶりに心を動かされました。
交通事故の加害者と被害者の描写についてです。
残された家族について、また加害者の家族の犯罪の責任をとる覚悟など
こういうことを想像できる人を増やすことが、
悪質な交通事故を減らすのに一役買っているにちがいないのです。
トリックなんかとはまるで関係ない場面ですが、
この点で『プリズン・トリック』は多くの人に読んでほしい本だと思いました。
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