Sydney Yajima


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日本が崩壊する理由

2011-05-15 22:57:12 | Weblog
国について考えてみたい。
国とは、ひとつのファミリーである。
そこには、父がおり、母がおり、子供たちがおり、兄弟 姉妹がいて、そして従弟やおじいちゃん おばあちゃんもいる。
この、全体としての大きな大きな、家族が、国だ。

今回のフクシマを、家族の問題として考えてみたい。

家族のなかで、フクシマの子供たちを、どうやって守っていくかと、考えてみたい。
そして、いつ、どんなふうに 日本が間違ってしまったのかも、考えてみたい。

キザな言い方をするが、他に、言い方もないので、この言葉を使う。



おそらく、日本人は愛をすべて失ってしまってはいなかったかもしれないが、相当量の愛を どこかで失ってしまったのではなかっただろうか?

愛がないために、人に優しくなれなかったし、ぬくもりを与えてあげることもできなかったのでは ないだろうか?

一体 どのくらいの人が、家に帰ると、お母さんが「おかえり」と出迎えてくれる経験を持つだろうか?

この国は、こう、考えた。
経済成長が著しいとき、とても人手が不足した。
そこで、プッと目を付けたのが、家庭にいる主婦だ。
彼女たちを働かせれば いい。
そのために、社会インフラ・・・(これが社会インフラと言っていいのかどうか)である保育所や託児所を作る。

そうやれば、主婦は働くであろう。

昔、かぎっ子 という言葉があった。
家に帰ると誰も居らず、鍵を自分で開けて家に入るという子供たちのことだ。
私と同じ世代には、そういう人が多い。

そしてそれが、いつのまにか平均的な家庭となり、当たり前のように 家に帰ると誰もいない家庭が増えた。

それで、また、もとの言葉に戻る。



子供たちは、十分な環境とか高い学資とか、あるいは、かっこいい洋服や、さまざまなおもちゃや、習い事をすることが当たり前になり、あるいは、それに追いかけられるようになった。

だが、そのなかにあるのは、すべて商業主義で、愛は無かった。

古い木の机よりもスチールデスクが与えられ、エアコンの部屋で、勉強できるようになり、進学校に高い学費を払って入り、制服以外にも様々なアイテムを雑誌から探しては多くの小遣いを使って買い、そして、親の金でバイクを買い、あるいは、車を買ってもらう。英語塾、数学塾、ピアノ、バイオリン、そろばん、習字 などなど何がしかの習い事をし、そして、時間はなくなり気がついたら学校を卒業し 社会人になっていた。

私は、この可哀想な子供たちが、大人になって、人とコミュニケーションの取れないことで悩んでいることに、あるいは、ぎこちない形の愛情表現しかできなくなっていることに、あるいは、とてもいびつな愛情表現をして自分で自分を傷つけていることに、悲しみを 覚える。

愛を取り戻すためには、様々なもの・・・見栄であったり 欲望であったり 嫉妬であったり、を本当は捨て去ることが大事なんだ。
本当は、どうでもいいことなのに、多くの人間は、毎日 兢々としながら、自分のつまらない仮の姿である社会の中のなにがしかを、人生をかけて、子供たちの未来をも顧みず プライドと勘違いしてそれを まるで すべてであるかのように思っている。

例えば、駅前の屋台で焼き鳥を焼いて、それだけで生活をしている人間を、見下すことはできるけれど、アメリカからフランチャイズでやってきたケンタッキーーフライドチキンのカーネルサンダースの自叙伝を、ありがたく読んでいる人間ができあがったりするのである。

愛が無ければ、ビジネスも分からないし、家族もうまくいかないし、どんな成功も できるわけがない。

第三の選択 どらえもん党

2011-05-15 21:59:17 | Weblog
私は、自分の考え方は、おそらく保守的な方ではないかと思う。
保守的というのは、民主主義を標榜して、自由競争原理を理解し、それを自分たちの国のエンジンとすることに、いささかの抵抗もないという意味だ。
ところが、この保守派の、自民党、あるいは民主党は、皆、原子力発電推進派である。
私の考え方は、イデオロギーというソフトの部分での考え方であって、民主主義が体の奥までしみついてしまっているという意味において、保守ではあるが、
一方
ハードの部分。つまり文明の部分で、原子力発電所をとても憎んでいるため、内包する大いなる矛盾に苦しむことになっている。
原子力発電に反対している政党は、2つ
社会党、共産党である。
私は、彼らの主張の多くと 相容れないものがあるけれど、一点、原子力発電所に反対する と言う点において、強く賛同する。

多くの日本人の気持ちと同じだと思うが、もう、うんざりなのである。

この、うんざりの気分の中から、では、どんな行動をとるべきなのかについては、大いに迷う。
うんざりの気分が、一時的なハシカのようなものであるのか、それとも永遠に続くからだの中のアレルギー反応であるのかも、まだ自分では計りかねているが、おそらく、そう簡単には忘れられない気がしている。

もし、ここで、日本中のすべての原子力発電所を止める。
そして、太陽光、地熱、海流、風力のエネルギーを使って今後の日本のエネルギーの革命を起こす
どらえもん党(仮称) ができたら、私は、直ぐにでもファンになる。

そう、私はどらえもんのマンガの中で時々出てくる 未来の日本がすきなのだ。
それはとてもきれいで、効率的で多くのものは太陽電池で動いている。
ああいう世の中にならないかと 常々思っていた。

だから、22世紀は、どらえもんのいる未来の世界が現実になるように、いまから準備をするというなら、すぐにでも 賛成できそうなのだ。
私の意見に賛同する人は、いないかな?

原子力発電所は、このようにして日本に建設された

2011-05-15 01:40:10 | Weblog
http://www.youtube.com/watch?v=DwCeud58B8w

1/3原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~

http://www.youtube.com/watch?v=-9Bmy9ik-z0&feature=related

2/3原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~

http://www.youtube.com/watch?v=TldnvZWdLcQ&feature=related

3/3原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~

もし、あなたに時間が許すのであれば、この原発導入のシナリオをご覧になってください。
読売新聞のオーナー 正力松太郎社長をはじめ 多くの財界人が、いかにして取り込まれてきたのかが、分かります。

冷戦という構造が、当時の日本を取り巻く環境には強くあり、そのなかで 保守党と共産党の軋轢が常にあったのです。
アメリカは、当然のことですが、保守党である 自由民主党を応援し続けていました。

当時から、すでに現在に至るまでも、CIAのエージェントは日本で様々な活動を行っており、ここでも、要人に出会い、使える人間を探し、その人間に分析を加えているようすが この中で詳しく述べられています。
正力氏をいかに啓蒙するかということに最初は重点を置き、柴田という人物を通じて、徐々に近づいていく様子は、まさに スパイとしては超一流の、やりかたです。
並みのスパイ エージェントでないのは、その後、日本の分析を怠らず 力道山などのプロレス興行で、テレビ文化を築いていく正力の実力を、うまくプロパガンダに利用するところなど、まったくため息が出るほどの 鮮やかさです。

そして、今日の日本は、いつの間にか、原爆を落とされたことの恨みなどは、そぎ落とされ、核の平和利用という言葉で踊り、そして、フクシマ が起こったのです。
フクシマは 起こるべくして起こったことであったのだけれど、もうひとつ言うならば・・・

原子力発電所というのは、すでに 過去の技術で長期の代替エネルギー源としての役目は終わったのです。
なぜ そんなことをはっきりと言い切ることができるのかといいますと、すでにアメリカでさえ、スリーマイル以降 作っていないということが、そのすべてを証明しているからです。

私たちは、フクシマでとても大きな失敗をしました。
しかし、この失敗は、まだ引き戻せないほどのものではありません。
もう一度、過去の歴史を考え、来た道を振り返りながら、未来を構築するために、立ち止まりましょう。

そして、これから 日本人として 何をするべきか
何を選択し、そして 何を捨て去るべきか

それを考えていきましょう。

科学技術が私たちに味方してくれるなら、そのことを最後まで信じて 頑張るしか ないではありませんか。