Sydney Yajima


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シドニーからの提言

2011-05-17 01:17:47 | Weblog
これは、私からの日本への提言である。

雇用を促進させるために、何をするべきかを書く。

日本のエネルギー政策は 二つの行き詰まりを持っている。
一つ目は、CO2削減のために石炭などの化石エネルギーを減らさなければ ならないこと。
二つ目は、原子力エネルギーの活用は、もう 世論の支持を受けていないということ。

そこで、いずれにせよ 解決策は、新エネルギー源の構築しかない。
たとえ、R&Dコストがかかろうが、あるいは、効率が最初はよくないとしても、やらなければ未来はない。

今 すぐにできることは、二つある。
ひとつは 太陽光パネル。
もうひとつは、風力発電。

この二つを、大量に製作してコスト削減を達成する。
具体的には、茨城には水が豊富なので、太陽光パネル製作に向いている。
そこで、茨城に、大量雇用を政府が行い(特に東北地方の非雇用者を、年齢に関係なく、政府が雇う)民間と商社と銀行と、結託して、大きな工業団地を築き、そこで太陽光パネルを大量生産する。
むろん、すべて海外需要にも供給できるほどの範囲で行う。
千葉の房総エリアに、運送のハブ拠点を作り、日本全国に配送できる体制を作る。

北海道に風力発電所を作る。
とくに風の強い地域には、大量に羽を立てる。
この電力発電によってすべての北海道から、東北エリアの電気を賄う。
むろん、かなりの本数の風車が必要である。
したがって、その風車の大量製作を、北海道で行い、ここでも東北地方の人々を大量に雇用する。

陸前高田などの地域は 漁業と観光の二本で、今後の発展を築く必要がある。しかし、放射能の影響は常について回るので、今後、詳しく水域の流れと放射能汚染の範囲を調査しなければならない。
もし、二本の柱をうまく立てられそうもない場合には、雇用を北海道と茨城によって促進する方向性が、もっとも現実的である。

このために必要な試算は、茨城でおおよそ12兆円。北海道で、最初の投資が 約7兆円。しかし、雇用のその後の継続を考えると、安くつく。

次に、九州地方に、大々的に地熱エネルギーを開発する。
そのためにかかる費用は、およそ 3兆円。
なぜ少ないかと言うとすでに、ある程度の初期開発は終わっており、もし政府が政策転換さえ行えば、すぐにでも動き出しそうなプロジェクト(15年間放置されている者もある)が動き出すからだ。

さらに、関西、四国地区では、海流の流れによる発電を瀬戸内海で行う。
瀬戸内海には常に強い海流が流れているので、これをうまく利用すると、かなり発電効果が得られることは、すでに知られている。
瀬戸大橋などの既存の建物を うまく基地として利用することによって、6兆円ほどで、設備の基本が整う。

これらの事業を、北海道、茨城・千葉エリア、 関西・四国エリア、九州、とそれぞれの地域の特色をりようして行うと、大きな結果が得られる。
なお、風力発電に関しては、様々な山岳地域でも行えるので、信州から山形なども 北海道と共に取り組むことが出来る。

さらに、個人の家庭でできる個人発電を、推進する。
ちいさな風力発電で、少なくとも家庭で使う 電灯や、さまざまな小さな電力消費への対応は可能で、現在一体あたり約150万円もする風車(ベランダに取り付け可能)のコストを、政府の肝いりで大量生産し、また政府の援助金もしくは税金の控除によって、価格が現在の3分の一から4分の一程度に抑えられる努力を むこう5年間で行う。これによって、日本中の約12%の電力消費量が、自家発電されることとなるであろう。

このようないくつかの細かい政策対応によって、長期のストラテジーを築くことが出来る。
これらの計画を向こう3年で、はじめ 7年後には完全実施する。



身一つしかなくなったが 身一つは残った

2011-05-17 00:00:49 | Weblog
生き残った人たちは、これからなにをするか これからどうすればいいのか と未来を不安に感じている。
ただ、未来を不安に感じているということは、未来があるということなのである。
良い未来になるのか 悪い未来になるのかは 分からないが、いずれにせよ  未来があるということだ。

しかし、フクシマの状況を見る限り あまり 良いビジョンは描けない。

メルトダウンが2ヶ月たった今頃になって分かった。

2号機、3号機もおそらくメルトダウンしたのだという。

メルトダウンしたら、どうなるのか?というと、基本的に今の状況と変わらない。
だが、日程がのびることと地下土壌がより深刻に汚染されることは 確実だ。
それに まだ目には見えないが、深刻な海水汚染が始まっていると考えておいたほうが良い。
場合によっては、北は宮城、下手をすると岩手まで。南は、千葉か神奈川沖まで汚染されてすべての魚は食べられなくなったと考えることもできる。とくに さんま、かつを などの回遊する魚は、深刻だ。なぜなら、それに依存している地域は、上記の地域だけではないからである。

食べ物が、汚染されているという恐怖は、今後、どのくらい続くのか?

おそらくは、向こう20年。とみる。
今後、原子力発電所をすべて停止にして、太陽光と風力発電 地熱発電 海流などに切り替えることをもっともっと推し進めていくことが、新しい日本に求められることで、そこに東北の多くの人々の雇用を増やすことを国が先導を切ってやってくれるという政党ができたなら、私は無条件に支持したい。
それならば、少しだけ明るい未来が待ってくれているような気がするからだ。