今後、日本の経済は どうなるのか。
専門家たちは、口を揃えて 悪い方向に行くと言う。
例えば、産経新聞{編集委員・田村秀男 3・11で貧しくなる日本}によると、今後中国が 安くなった日本を買い叩くであろうと言っている。
インフラの破壊、復興のための増税、そして悲劇的だとさえ言われる内閣の迷走。
そのどれをとっても、なるほどと思わせることがある。
但し、私には中国が日本を買い叩くということが、どうもピンとこない。
以前にも、書いたが、中国のバブルはもう引き戻せないところまできている。
新唐人テレビの {IMF 中国バブル崩壊を警告}によると、スタグフレーションが進行中だという。
スタグフレーションというのは、割合に新しい経済用語で、スタグネーション と インフレーションの二つの言葉が合わさった造語である。つまり ここでも言われているとおり、通常ならば、経済がよくなって消費意欲が上がり、価格の上昇があがることを インフレーションと言われているけれど、そうではなく、景気が悪く 消費意欲が下がっているのに 物価だけが上がり続ける状況のことを 指してスタグフレーションと呼ぶ。
経済ではこれは、インフレーションよりもたちが悪いので、いわば、蛇蝎のように忌み嫌っている状況である。
例えば、年間3%程度のインフレーションがあることは、かえって、良いことだとされていて、インフレーション 3%の目標を決めて それにあわせて金利を決めたり あるいはマネーサプライを決めたりと 各国銀行は知恵を使っているが、2008年以降、世界の経済は中国を除いて 低迷しており、その世界経済を牽引してきた中国でさえ、多くの内包事情を さすがに隠匿できなくなってきているのが実情である。
このまま、行き着くところは、中国内部の暴動であり、また右翼の台頭であり、北朝鮮の緊張と、尖閣諸島の衝突、それに、インドとの紛争地域の大問題である。実際、近年 中国の領土的野心はかなり高くなってきている。
理由は、強力な経済とそのために必要な、資源であったが、今後 経済が滞り国内事情が複雑になってくると、企業の淘汰がはじまり、また外国資本の逃避も同時に起こるので、資源の需要は減るかもしれない。
したがって、動機としての領土拡張野望は あるていど緩和されるが、しかし 軍事的誇示としての領土拡張野望は 逆に強くなるかもしれない。
そうなると、戦争は避けられない事態となり、日本では、さらに自衛隊の拡張と充実が 重要事項となってしまう。
まず、今の日本に打てる手があるとすれば、この中国という大陸といかに ソフトの部分で仲良くなれるかということで、一般に中国国民の持っている 対日感情を、研究しなければならない。
対日感情を やわらげていくことによって、日本は戦争に巻き込まれることのない空間を作ることが、もしかしたら、できるかもしれない。
もっとも、世界最強の米軍基地を有する日本という島国にとって、いくら対日感情をやわらげる工作をしたとしても、戦争になって中国が「日本は好きだから攻めない」などというのは、絵空事にしても あまりに楽観的すぎるだろうが・・・
それにしても、ソフトの部分での対日感情のやわらぎ ということは、今後ともに行っていくほうが 長期的には、日本の利益には 叶っているだろう。
動かしがたい 地勢的リスクという面を考えると、大陸とわずか日本海を隔てただけで接している日本にとって、様々な働きかけは、長期的に日本の利益になるかたちで、続けていかなければならない。
私の心配していることは、今後 中国の経済が悪くなるということではなく、その後の右翼の台頭と日本との戦争リスクのほうであることを 最後にもう一度書いて、今日は 筆をおくことにする。
素晴らしい 日曜日の午後を 私とて、楽しむ権利はあるはずだから。
専門家たちは、口を揃えて 悪い方向に行くと言う。
例えば、産経新聞{編集委員・田村秀男 3・11で貧しくなる日本}によると、今後中国が 安くなった日本を買い叩くであろうと言っている。
インフラの破壊、復興のための増税、そして悲劇的だとさえ言われる内閣の迷走。
そのどれをとっても、なるほどと思わせることがある。
但し、私には中国が日本を買い叩くということが、どうもピンとこない。
以前にも、書いたが、中国のバブルはもう引き戻せないところまできている。
新唐人テレビの {IMF 中国バブル崩壊を警告}によると、スタグフレーションが進行中だという。
スタグフレーションというのは、割合に新しい経済用語で、スタグネーション と インフレーションの二つの言葉が合わさった造語である。つまり ここでも言われているとおり、通常ならば、経済がよくなって消費意欲が上がり、価格の上昇があがることを インフレーションと言われているけれど、そうではなく、景気が悪く 消費意欲が下がっているのに 物価だけが上がり続ける状況のことを 指してスタグフレーションと呼ぶ。
経済ではこれは、インフレーションよりもたちが悪いので、いわば、蛇蝎のように忌み嫌っている状況である。
例えば、年間3%程度のインフレーションがあることは、かえって、良いことだとされていて、インフレーション 3%の目標を決めて それにあわせて金利を決めたり あるいはマネーサプライを決めたりと 各国銀行は知恵を使っているが、2008年以降、世界の経済は中国を除いて 低迷しており、その世界経済を牽引してきた中国でさえ、多くの内包事情を さすがに隠匿できなくなってきているのが実情である。
このまま、行き着くところは、中国内部の暴動であり、また右翼の台頭であり、北朝鮮の緊張と、尖閣諸島の衝突、それに、インドとの紛争地域の大問題である。実際、近年 中国の領土的野心はかなり高くなってきている。
理由は、強力な経済とそのために必要な、資源であったが、今後 経済が滞り国内事情が複雑になってくると、企業の淘汰がはじまり、また外国資本の逃避も同時に起こるので、資源の需要は減るかもしれない。
したがって、動機としての領土拡張野望は あるていど緩和されるが、しかし 軍事的誇示としての領土拡張野望は 逆に強くなるかもしれない。
そうなると、戦争は避けられない事態となり、日本では、さらに自衛隊の拡張と充実が 重要事項となってしまう。
まず、今の日本に打てる手があるとすれば、この中国という大陸といかに ソフトの部分で仲良くなれるかということで、一般に中国国民の持っている 対日感情を、研究しなければならない。
対日感情を やわらげていくことによって、日本は戦争に巻き込まれることのない空間を作ることが、もしかしたら、できるかもしれない。
もっとも、世界最強の米軍基地を有する日本という島国にとって、いくら対日感情をやわらげる工作をしたとしても、戦争になって中国が「日本は好きだから攻めない」などというのは、絵空事にしても あまりに楽観的すぎるだろうが・・・
それにしても、ソフトの部分での対日感情のやわらぎ ということは、今後ともに行っていくほうが 長期的には、日本の利益には 叶っているだろう。
動かしがたい 地勢的リスクという面を考えると、大陸とわずか日本海を隔てただけで接している日本にとって、様々な働きかけは、長期的に日本の利益になるかたちで、続けていかなければならない。
私の心配していることは、今後 中国の経済が悪くなるということではなく、その後の右翼の台頭と日本との戦争リスクのほうであることを 最後にもう一度書いて、今日は 筆をおくことにする。
素晴らしい 日曜日の午後を 私とて、楽しむ権利はあるはずだから。