Sydney Yajima


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血税

2011-05-25 23:39:25 | Weblog
血税とは、あなたの毎日納める 税金のことである。


毎日 あなたは働き、そこから、あなたの税金が支払われる。
労働は、あなたの 血を売ることであり、その血を納めるから、血税なのである。

今、あなたは、怒らなければならない。
なぜなら、あなたの国のことだから。
あなたの、血とそして 将来のあなたの子供たちのために。


東電にかかる賠償金は 4兆円であると国は試算を出した。
これは少なすぎる。
実際は、こんなものでは 絶対に収まらない。

私の控えめな試算では 国民一人当たりにつき、15万円を向こう3年以内に支払うことになるだろう。
それは、電気代の値上げであったり、あるいは、増税であったり、直接、間接的に、あなたの支出は増え、収入は減る。
しかもこれは、一人当たりの数字で、大人も子供も老人も含めてである。

一家 4人家族であれば、60万円の支出になる。
年間平均 20万円の支出を覚悟しなければならないわけだ。

これが、東電だけではなく、多くの天下りの元官僚たちのポケットに入る。
あるいは、さんざん良い思いをしてきた 今までの利権を得た人間たちのツケ払いに回される。

私はむしろ、驚きをもって あなたを見る。
半ば、尊敬であり、半ば 軽蔑の眼差しをもって。
あなたは、なぜ怒らないのだろうか と?


諦観なのか臆病なのか あるいはその両方なのか、あなたは、いずれにせよ 犠牲になり、そして自分の子供にもそれを強いている。


あなたの選択は 今のままで 本当に いいのだろうか?
どうか、胸に手を当てて よく考えてみて欲しい。




いつから 始まったのか

2011-05-25 00:19:22 | Weblog
日本にさまざまな、外圧があったのは、1990年代からだった。
しかし、そのたびに、パッチワークのようなやり方で、ひとつひとつを誤魔化してきた。
ごまかしは、時には、あまりにも、露骨にアメリカに媚びるやり方で、それほど右翼でもない私でさえ、胸糞が悪くなるほどのものだった。
だが、それらをひとつひとつあげつらうことで、誰が悪いとか、誰を槍玉に挙げるということを、したところで、解決はない。

今の原子力の問題でも、誰が悪いとか、誰を槍玉にあげるということでは、解決はしないのと同様である。
私たちは、今後もこの深刻な問題と 否応なしに、正面から向き合わなくてはならない。
なにしろ、福島県というひとつの県とその周辺にあるさまざまな人々の生活と人生、それに寿命にいたるまで、あの原発は変えてしまったのである。
このことは、たとえ原発を推進してきた人であっても、あるいは、放射能が身体に良いと言っている医者であっても、あと3年から5年たつと、治験結果が目に見えて出てくるので、認めなくてはならない結果になるだろう。
私は医者ではないし、原子力の専門家でもないが、しかし、この結果がどうなるのかということくらいは、分かる。
被爆の結果は、被爆の結果が待っているということだ。

今後、そういう恐ろしいものを、もう作らないということは、もちろんのこと、どうにかして、電気をやりくりさせて、すべて廃炉にしてしまいたいと願う。
私だけではなく、国民の多くが、今はそれを望み、そして、いままで十分に反対してこなかったことに 反省しているはずだ。
もし、今は、それほど深刻に捉えていない人であっても、あと数年後には、深刻にならざるを得ないだろう。

2号機、3号機もメルトダウンしていた。とのことを 今頃になって発表した。
そして土壌の汚染が ついにチェルノブイリを超えている地域についての発表もあった。

その広さ、なんと・・・600平方キロ・・・
狭い日本で、この広さはどうだろう・・・一体、いくらの損失になるのだろう・・・
天文学的数字になるはずだ。
それも、砂漠のような地域ではなく美しい、季節のある自然の豊富な地域なのである。
それが、今では肉を削られ、血を垂れ流し、誰も住めないことになってしまっている。

日本・・・

これほど、苦い経験をしたことは、かつてなかった。
広島と長崎の原爆でさえ、今回の 長い長い戦いに比べれば まだマシだったかもしれない。

私たちは、まだ、ほんの入り口に立っているに過ぎない。
だが、3年後、5年後、この恐ろしい結果が目に見えてくる。

本当に、どうしたらいいのか、分からない。
私のような、もともと根無し草のような男の感覚から言えば、逃げるとか、移住するなどということは、なんでもないことなのだが、父に言わせると多くの日本人の感覚は、そうではないのだと言う。
つまり地域社会とか、会社のなかでの同僚や、あるいは、学校や親戚付き合いなどが、大事なのであって、その中で生きている自分ということが いわば、唯一のモノサシなのであって、そこから逃げ出すとか、移住するなどということは、あってはならないことなのだそうだ。
私には 本当に分かり辛い感覚なのだが、一所懸命という言葉がある以上、きっと、そうなのだろう・・・
しかし、逃げるとか移住するということは、私の感覚で言えば、それはワクワクするような興奮と不安と、期待が入り混じった相当充実しているものなのであるが・・・

生きていれば、いい事もあるのだから、本気で移住計画をしてみればどうだろう?
何も私みたいにオーストラリアにまで移住することはない。
それこそ、和歌山とか宮崎あたりにでも引っ越せば、いい。
それだけでも放射能の影響は随分と減るし、仕事や収入は、先々で また考えれば いい知恵も浮かんできたりするもんだ。
北九州あたりなら、今後、アジアンビジネスの基点となるので、様々なビジネスチャンスもある。
山口県から小倉にかけては、それこそ、大きなチャンスがごろごろと転がっているはずだ。