台湾研修中に、生徒とベーカリーに入り、いろいろ試食した。一段落して、「『わたしがいま試食したのはどれですか?』を聞いてみたいですが」と生徒。
「じゃ、考えてみて」、「う~ん、『我現在試吃的,哪一個?』」、「そうですね、いまはもう食べていないから、『剛才』ということになりますね」と手直した。しかし、本当なら「是」がないと述語がなくて文にならないのだが、「まあ、きっとくみ取ってくれるだろう」と、とりあえず「我剛才試吃的,哪一個?」で話しかけることに。
すると、店員さんが「這個,一個?」(これ、お一つですね?)と言いながら、棚から商品を一つ手に取った。明らかに様子がおかしい...。
状況を振り返ってみた。「我剛才試吃的,哪一個?」に述語がなかったため、店員が「哪nǎ」を動詞の「拿ná」と勘違いし、結果「我剛才試吃的,拿一個.」(私がいま試食したのを、一つもらう)に聞こえたんだ。そうだ!
名詞だけで文として成り立つものもあるが、「名詞述語文」と言って主に数字がらみのシンプルな構文である。たとえば「今天禮拜一」「我40歲」「他身高180公分」など。しかし、今回のはそれに当てはまらなかったし、運悪く「哪」と「拿」の発音が近かったせいで、勘違いされた。「我剛才試吃的是哪一個?」で再度トライさせ、今度は無事に通じた。
「かみ合わないナゾの会話」の現場から生徒を救出した老師のレポートでした。次も悩めるみなさんのために出動するぞ~!ぴゅ~っ!
台湾華語・台湾中国語は任せて!台湾人による中国語教室・翻訳・通訳サービス T-Chinese
「じゃ、考えてみて」、「う~ん、『我現在試吃的,哪一個?』」、「そうですね、いまはもう食べていないから、『剛才』ということになりますね」と手直した。しかし、本当なら「是」がないと述語がなくて文にならないのだが、「まあ、きっとくみ取ってくれるだろう」と、とりあえず「我剛才試吃的,哪一個?」で話しかけることに。
すると、店員さんが「這個,一個?」(これ、お一つですね?)と言いながら、棚から商品を一つ手に取った。明らかに様子がおかしい...。
状況を振り返ってみた。「我剛才試吃的,哪一個?」に述語がなかったため、店員が「哪nǎ」を動詞の「拿ná」と勘違いし、結果「我剛才試吃的,拿一個.」(私がいま試食したのを、一つもらう)に聞こえたんだ。そうだ!
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