昨日、山形市に行った帰り、早めに用を済まし、市の中心部にある「文翔館」を見
学。
この建物は1916年(大正5年)に山形県庁舎として完成したイギリス、ルネサ
ンス様式を基調として設計された建物だ。
新県庁舎が別の場所に引っ越し、その後10年をかけて修復工事をし、現在は山形
県の郷土資料館として公開されている。
いろいろ写真を撮ってきたのでコメントを付けて掲載してみます。
左のカーテンウオールの建物は昨年完成したY新聞社の新社屋。
この建物と、旧県庁舎とでは107年の時代の差がある・・・・・。
玄関ポーチ正面が、県都山形市を南北に走る中心軸の基点。
100年前以上のこの時代に、既に立派な都市計画がされていた。
以下は、内部玄関ホール廻りのディティール。
この部屋は正庁と言い現在言えば講堂に当たる部屋で、内装は特に豪華に作られて
いる。訓示、辞令交付、県内の重要会議等に使用。
このほかにもさまざまな部屋があった。下の写真は隣室の貴賓室。
次に県会議事堂の紹介。
かまぼこ型のヴォ-ルト天井、両脇に独立柱が並ぶ議場は、公会堂としての役目
も担っていた。
こんな荘厳な議場に選ばれてきた議員さん達は、やはり現在の議会とは違って、将
来の山形県が進むべき姿を堂々と議論したようだ。
もっともっとたくさんの写真があるのだが今日はこのくらいに。
最後に、真下慶治の油絵を見つけてきた。
私は真下慶治の大・大・大・・・・・のファン。
2階の「最上川を語る」と言うコーナーに飾ってあった。
嬉しいことに・・何とわが街寒河江市を流れる最上川を描いた絵だった。
この絵に描かれている早春の頃の最上川の、真下慶治が立った同じ場所に私も立っ
てスケッチをしてみたいと思った・・・・・・・・・・・・・・・。