大阪水曜ほっと集談会一世です。
かなり前から男性にも更年期障害の症状がみられることは医学的にも指摘されています。
ただ女性と違い男性の場合その自覚はあまりないのではないでしょうか?
私自身、自分の四十代を振り返って神経質症状だと思っていた心の状態が五十代以降に実は更年期の症状ではなかったかと思うことが多々ありました。
常に現状に対してイライラする。
自分が何に対してイライラしてるのかよくわからない。
しかしかなりのストレスを抱えていたことは間違いありません。
多忙な仕事と複雑な人間関係に加えて家庭内における思春期の子供との関係や住宅ローンや教育費が重くのしかかり、逃げ場がなかったことを想い出します。
この時期は特に心に余裕がないので、どこか攻撃的であり上司や夫婦間の軋轢も生みやすいのです。
また生真面目なタイプは仕事中毒による、まさに負のスパイラル状態です。
問題を更に複雑にしていたのは、男性特有の会社オンリーの人間関係の狭さ、
自分の弱さや辛さを表に出すことに変なプライドが働き、アルコールへの逃避が体を蝕む悪循環!
今更ながら本当に良く持ちこたえたと思います。
今四十代~五十代の男性で、当時の私のように心と体の両面で苦しまれている危機的状態の方には、
そのままの自分をあるがままに受け入れる森田療法の考え方を、生活に取り入れて欲しいと願います。
更に職場の人間関係だけではなく、利害関係のない自助グループや趣味のサークル等で自分の辛さを吐き出して欲しい。
答えが出なくても自分の思いを第三者に聴いてもらうことは心を解放することにつながります。
そう願いながら今月もリモートで※集談会を開催する一世です。
2024/09/15 一世
※集談会とは、NPO法人「生活の発見会」が、毎月全国100ヶ所で開催している自助グループの集まりです。
NPO法人生活の発見会で検索してください。
森田療法に関しては、メンタルヘルス岡本記念財団(大阪市)も検索してみてください。