大阪水曜ほっと集談会一世です。
森田博士の著書に野狐禅(やこぜん)という言葉が出てくる。
調べてみた。
野狐とは「のぎつね」の精のこと。
悟っていないのにいかにも悟ったふりをして人を欺き,奇異な言動をする禅の修行者のことらしい。
ここのところ選挙の話題で盛り上がっている。
テレビでコメンテーターや評論家と言われる人たちが若い候補者に経験が少ないなどと、したり顔で言ってるのを聞くと、
あんたは初めから経験やスキルがあったのか?
と思わずツッコミたくなる。
私は仕事柄 若い人と接することが多い。
一つだけ気をつけてきたことがある。
それは自分の経験値や考えを出来るだけ表に出さないことである。
それでも、意識しないとついつい自分の経験で相手を測ってしまうことが多い。
いわんや、社会的な肩書や地位があると意識しなくても周りが忖度して老害になる。
森田博士は、純なる心や初一念という言葉を晩年多用されている。
スキルや経験値は、かくあるべしを生みやすいのである。
私も含め自助グループ内でもシニア世代の野狐禅が増えているような気がする。
先輩会員が先生になるとそれは自助グループとは呼ばない。
自助グループ内での四十代~五十代のリーダーの登場を願っているが、彼らは子育てや職場のリーダーとして忙しい。
何とか若返りが、図れないものか!
2024/09/10 一世