
大阪水曜ほっと集談会一世です。
我が家にはいつの間にか住み着いた野良ネコがいる。
観察しているとネコは自分以外の何かになろうとすることはない。
いつ見てもネコのままである。
あんまり努力しているようには見えない。
さて先日モスバーガーでモーニングバーガーを頼んでいたら、
二人連れのシニア世代のおじさんがMLBの大谷選手の話で盛り上がっていた。
朝からホームランを打った大谷選手に、話題が尽きない。
自分が打ったわけではないが、幸せそのものである。
努力すれば誰もが大谷選手のようになれるわけではない。
それでも応援して喜んだり、草野球を楽しむことは出来る。
森田博士は努力即幸福と述べられている。
損得ではなくよりよく生きたいという欲望に沿って努力している状態が、そのまま幸福であるというのである。
またこのようにも述べられている。
なおこの努力は、物質であれ、生物であれ、各々そのものの本性、機能の保持ないし発揮にほかならないということは前に述べたとうりである。
自然界を見渡してみると、植物や動物が与えられた環境に適応し、自分の武器を最大限に活かしながら生き延びる術を見つけているように見える。
けっして自分以外の何かになろうとすることはない。
人間だけが、自分を否定したり、変わろうとするのは不自然ではないか?
偶然与えられた神経質という機能を最大限発揮する方法を森田療法は私たちに教えてくれていると思う一世です。
2024/09/12 一世