大阪水曜ほっと集談会一世です。
何処かで聴いた歌のタイトルのようで恐縮ですが、ふと心に浮かびました。
今家族の在り方があらためて問われている気がしています。
イラストに描かれたサザエさんのような家族像は、一つのモデルではありますが現在は多様化しておりすべての家族に当てはまるわけではありません。
※ステップファミリーと呼ばれる新しい家族のスタイルがどんどん増えています。
また生涯未婚率が男性25.7%、女性16.4%(2021年公開版)のデータを見ますと今後家族の形も確実に変化することでしょう。
最近集談会で語られる悩みの背景には、家族の問題がかなり反映されていると感じています。
以前にも紹介しましたが、家族の問題や自助グループについて考える上で個人的には※斎藤学(さいとうたかし)氏の著書から多くのことを学ばせていただきました。
その一つが魂の家族です。
心でつながる一過性のヴァーチャル家族です。
あらためて紹介させていただきます。
※私の考える「魂の家族」とは、血縁で結ばれた家族や宗教的な意味の家族のことではありません。
※同じ体験をした者どうしが、それを分かち合い、癒し合うための「心の家族」のことです。
※「私はこれがしゃべりたかったんだ」ということを話せる場所を持ち、問題を共有するものがあれば、それが「魂の家族」です。
家族の在り方が様々であるように集談会のあり様も様々で良いと感じています。
以前参加者の多い活動的な集談会を参考にした共有化ということを言われた時期がありました。
私はかなり違和感を感じていました。
集談会を取り巻く環境は様々です。
毎月代表幹事が一人で準備して、開催するだけで必死である集談会も多いと思います。
そこにある種のモデルケースを持ち込むことは、プレッシャーの対象になるからです。
さらに代表幹事の孤立化の問題もあると感じています。
様々な意見を聞いて集約して運営するにはかなりの時間と労力が必要です。
そこでついつい、自分で抱え込むという悪循環に陥ります。
皆さん同じ意見ばかりとは限りませんし、少しの批判でもかなりこたえます。
ところで本日20:00からオンライン幹事会です。
そこのところを皆さんと忌憚なく、お話が出来れば良いなと感じています。
2021・2・1 一世
※参照 斎藤 学氏 医師・家族機能研究所代表・依存症研究の第一人者
※「自分のために生きていける」ということ・大和書房より抜粋
※ステップファミリー 再婚や事実婚により、血縁のない親子関係や兄弟姉妹関係を含んだ家族形態。