大阪水曜ほっと集談会一世です。
最近思わずうーんと考え込んでしまうことがあります。
テレビでもネットでも世界情勢が緊迫度を増し先行きが不透明な予感です。
また長引くコロナ禍で私の職場でも退職者が増えています。
それでも何事も無かったかのように職場は稼働してやがてそのこと自体も話題にならなくなります。
長いサラリーマン生活で過去にそのような出口の見えない停滞した時期は何度もありました。
さてどうにもこうにもうまくいかず、向かい風が吹きまくり、どうしようもない時に皆さんはどうされていますか?
森田的に言えばやりくりしないで、そのまま、あるがままですが、そうはいかないのが凡人の哀しさですね。
以前の私であれば無理に予定を詰め込んで、それから家事をやり尽くして隙間時間が無いようにしていました。
ワーカーホリックの名残ですね。
これらすべてはからいですね。
最近はそんなときに大きくため息をついて、息を吐き出しています。
無理に明るく振舞うことをやめ、悲しい自分や無力な自分を違う自分が眺めている感じでしょうか。
エネルギーが湧いてくるのをひたすら待つ。
敢えて何もしない勇気とでも言いましょうか?
また目的もなく、ただ、ただゆっくり歩くことを心がけています。
すると不思議なことに前向きなアイデアが浮かんだりこのブログのネタが生まれたりします。
何もしていないときの脳の状態をデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)と言うそうです。
いわば脳のアイドリング状態です。
さて何もしていないようですが、脳は休むことなく稼働しています。
このような脳の状態のときにひらめきやアイデアが生まれやすいと言われています。
また同時に不安もおこりやすいとも言われています。
これは雑念の源でもありますが、一面創造力の源でもあります。
雑念恐怖に苦しんだ私は、この雑念にも両面があることに今更ながら驚いています。
神経質症状、鬱についても何かしら必要があってもたらされる空白と言えるのかもしれません。
何もしていないようで脳も臓器も絶え間なく働いてくれている。
ふと何もしていない自分を責めたり、罪悪感を持つことをやめようと思いました。
2021・2・25 一世