「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

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森田の説く、あるがままの実践とは?

2024年12月26日 08時50分43秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

この時期職場では、無理をして休んだり体調不良のスタッフが多い。

なぜか職場で最年長の私は、元気である。

無理をしないからである。

これがなかなか難しい。

還暦迄は、毎年師走になると寒さと過労から痛い目に遭うことが多かった。

時には自助グループ活動が過労に拍車を掛ける愚行もあった。

本末転倒である。

疲れたら休むのが実践、こんなあたりまえのことを体得するのに何十年もの時間を費やした私です。

今日のブログは、自助グループの先輩であり、

森田療法家の山中和己氏の書かれた、

私の森田人間学ーそのままのあなたですべてよしーから学んだことを書かせていただく。

山中先生の解説によりますと、

森田のいうあるがままの実践とは、

日々、必要なことをしてみるに尽きるらしい。

体調が悪いときは、休むのが実践である。

体調が悪いのに無理して出勤して長期離脱するのは、かくあるべしに基づく実践であり、行き詰まるのは必然である。

行動、実践とは両刃の剣であり、私たちを救うこともあれば、苦しめる要因にもなり得る。

集談会と呼ばれる集まりで語られる悩みを冷静に聴いていると、

生の欲望に限りなく引きづられて、

明らかにやり過ぎであると思うことも多い。

残念なことに本人は、そうは思っておられず、

まだまだ行動ができていないと言われる。

森田博士の名付けられた生の欲望という神経質性格者の持つ性格特徴と、

いかに折り合いをつけるか、それを私は自助グループで学んだ。

※今日の森田の言葉(山中和己氏ー私の森田人間学ーより)

ともあれ どんなささいなことでもできた、

わかってきたところを発見して喜びとする 。

あとは、それを育てる心がけさえあれば年月の経過とともに、

おのずから事実についての認識はしだいにふかまっていく。

ここに神経質のとらわれからも、かりに望まなくても、しかたなしに立ち直ってしまうだろう。



2024.12.26 一世

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