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「思い草」・・・ナンバンギセル

2021年09月04日 | 初秋の花

「道の辺の尾花が下の思い草

今さらになぞ物か思はむ」

 

万 葉 集



道端のススキの下の陰にある

思い草のように、

あなただけを思っているのに、

今さら何を思い迷うことが

あるでしょうか。

 

「思い草」とは

「ナンバンギセル」のことで、

うつむいている様子が、

あたかも物思いにふけっているように

見えることから、

この名がつけられたそうです。

 

江戸時代に外国人がパイプで

煙草を吸っている様子を

初めて見た日本人が

「思い草」をパイプに見立てて

「南蛮煙管」(ナンバンギセル)

と、呼ぶようになったそうです。

 

また、花の奥に粘液があり、

触れるとヌルヌルした糸を引くので

「ヨダレクサ」と呼ばれていたとか。

 

しかしながら…

ナンバンギセルがこんなに

身近に咲いてたなんて…

今日、初めて知りました!

ビックリです!

 

住宅地の空き地で

尾花の下で林立するように

咲いています。

 

 

(上手く撮れません^^;)

 

この「思い草」・・

連れ帰りたいけど・・

自分で光合成が出来ないので

家で咲かすのは難しそうです。

 

*令和3年9月4日 市内は近所にて*