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サーカスは観たことがない!

2022年12月19日 | 朝晴れエッセー

 

(余呉湖)

 

 

12月17日付「朝晴れエッセイ―」

サーカス少年との思い出」を読みながら

脳裏を過るものがありました

 

 

小学5年生に進級するとき町の大きな小学校に転校

クラスの皆が早口で自分のスローな喋りと

なまりがとても恥ずかしく

学校が嫌で友達もできずにいた

そんな時、もうひとりの転校生がクラスにやって来た

町の海辺にサーカス小屋の建設が始まり

彼は そのサーカス団の子だった

彼は隣の席になり仲良くなった

無口な彼は勉強は苦手だったが、運動神経は抜群

鉄棒、跳び箱では皆を驚かせた

放課後、彼から”逆上がり”のコツを教わり

マスターしたときの感動は忘れられない

夏休みも彼と一緒に遊び、てんこ盛りの宿題も

2人で取り組み、二学期になると

他の級友たちとも積極的に関わるようになった

秋が深まる頃、サーカス団は次の公演地に移動することになった

彼の母親からお礼としてサーカスのチケットをもらった

彼と一緒に観る初めてのサーカスに息をのんだ

これが親友との最後の思い出となった

(青文字は朝晴れエッセー)

 

作者は、この後

彼のお陰で明るい自分になれたことなど

感謝と元気で居て欲しいことなどを綴っています

サーカスは一度も観たことがない

一度だけチャンスがあった・・

子どもの頃、小さな田舎町にもサーカス団がやって来たのだ

家族でサーカスを観に行くことになったが

私は「行かない!お祖母ちゃんと 留守番してる」

母は「可笑しな子だねぇ~」と 

サーカスを観に行ったら、そのまま

置いて行かれるのではないかと

子ども心に真剣に思っていた

幼い頃、親の言う事をきかなかったり

悪さをしたり、泣き止まなかったりすると

「そんな子はサーカス小屋に売る」と

私のなかでは ”サーカスは怖い” というイメージが

インプットされていたのだ

 

大人にとって手っ取り早く都合が良い

子どもへの言い利かせが

 狼、お化け・・など怖~い話が一番の効き目

 

もしサーカス小屋に売られていたら

人間技とは思えない曲芸が

人一倍不器用な自分にも出来たかも知れない!