(昨日 ひなあられ状態だった庭の梅が咲き始めました)
佐竹加織さん(46歳)の朝晴れエッセーのなかで
「さわす」という言葉について
「さかす?」「さわく?」と
何度も聞き返した
新潟出身の友人は地元の親から送られてきた柿を
お裾分けしてくれるという
友人は「さわしてあるから一週間後ぐらいが食べごろだと思う」
と言ったそう。
作者・佐竹さんの頭の中は?マークでいっぱいになった
「さわす」が分からないのだ
友人によれば渋い柿のへたを焼酎に漬けて
しばらく置いておくと甘くなるという
それを「さわす」というらしい
作者の実家・岐阜は まあまあの柿の産地で
両親に訊いてみるも知らない という
調べてみると辞書にちゃんと載っていて
漢字で「酉林す」と書く
*(☝の「さわす」という漢字は酉と林で一つの字ですがpcでは変換できないので別々に表わしています)
「さわす」は方言ではなく標準語だったのだ
私も知らなかったので早速 辞書を引いてみた
【渋みやアクを抜く、水にさらす】とある
作者の佐竹さんも言っていますが・・・
日本語でありながら
まだまだ知らない言葉が沢山ある・・と
初めて出会う言葉はとても新鮮
「さわす 酉林す」
どこかでサラリ・・と使ってみたいな
(ロウバイもポツリポツリと咲き始めました)
令和5年2月8日 庭の梅と朝晴れエッセー