日本原産・キンポウゲ科の多年草で、落葉樹林内の斜面等に纏まって自生し
「節分」の頃に花を咲かせますので「セツブンソウ」との名前が付けられたと
云われていますが、奥深い山里の山地等での開花は3月頃に成り
環境省のレッドリスト(2007年)では、準絶滅危惧(NT)に指定されており
凍てつくような真冬に芽を出して、花を咲かせた後に葉を茂らせて
木々の新緑が眩しくなる晩春には、茎葉が枯れて地下の球根(塊茎)の状態で
秋まで休眠状態に入り、根は秋頃から地下で伸び始めますが
「セツブンソウ」が地上に顔を出しているのは、せいぜい早春から2ヶ月程度で
可憐さと儚さが魅力の山野草で、この様なライフ・サイクルを持つ
他の「カタクリ」や「フクジュソウ」等と同様に、林床性多年生植物を
「はかない」とか「短命の」、「つかの間の」等を意味する
「春の妖精(Spring Ephemeral)」と 呼ばれていて、今年も「セツブンソウ」の
花が咲く季節が来ましたので、3月中旬に爺やが写真撮影の師と仰ぐKさんと
その友人の3人で伊吹山麓に在ります自生地を訪れると、まだ残雪が在って
何時もの自生地へ入る事が出来なくて、地元の区長さんから聞いた
別の場所を訪れると、少し雪が残った林の中で「セツブンソウ」が
雪の間から姿を出し始めていて、まだ花や蕾も多く見られて良い情景が見られ
今回爺やはホワイトバランスを変えながら、「セツブンソウ」を写して帰りました
「セツブンソウ」は、地面から花茎を伸ばして細かく切れ込んだ葉っぱ(総苞片)を開き
その先端に可憐な白い花を1輪咲かせ、5枚の花びらに見える部分は萼であり
本来の花びらは退化して、先端が2又に分かれた黄色い蜜腺に成っていて
雄しべを囲む様に付き、雄シベの先端に付いている花粉が入った葯も紫色で鮮やかでした
お目に留まり、ご高覧頂ければ嬉しいです。
(^O^)/
雪が残る林の中でのセツブンソウの花の撮影は
大変だったことでしょうね。
素晴らしい光景を撮ることが出来て良かったで
すね。
私も行きたかったのですが、孫の関係で撮影予
約が入っていたので残念でした。
雪の中からセツブンソウが顔を出している写真
はもう一回撮りたいと思っていましたので余計
に残念です。
ホワイトバランスを変えての撮影は面白い試み
ですね。WBを蛍光灯にしたりされたのでしょ
うか? それも良いのですが、色温度を変えて
撮るといいのではないかと思います。
そうすると極端な色調にならないで、自分の好
みの色調が選べると思います。
普通は「色温度5200」前後に設定されています
ので、「色温度3800~4800」の間を変えて撮ら
れると青っぽくなり微妙に変わってきます。
WBの設定では「K」で行いますね。
新幹線車両の車体が黄金色になるには「色温度
を8000~10000に設定して撮ると黄金色に輝き
ます。
参考になさってみて下さい。
ご無沙汰しています。
ご訪問頂き、貴重なアドバイスを頂きまして
ありがとうございました。
数年前に、この自生地を訪れた時に
現地で、セツブンソウの写真展が開催されていた
画像の中に、青味がかった写真がありまして
爺やには、不思議な画像に見えましたので
たまたまこの画像を撮影されたご本人が
当日おられましたので、お聞きすると
ホワイトバランスを変えて写したと
お聞きしていたので、今回挑戦しましたが
爺やの知恵では、色温度まで頭が回らずに
おっしゃる様にホワイトバランスを
蛍光灯や水銀灯等に変更して写しました。
次回には、色温度を変更して写したいと思っています。
ご教授、ありがとうございました。