花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

キツリフネ(黄釣船)

2007年07月21日 | 山野草

葉の下から細長い花柄が伸び、その先に 3~4㎝ほどの黄色い花が、釣り下がるように咲く「キツリフネ」を函館山で見つけました。

ぶらぶら揺れる姿は、モビールのようです。

キツリフネ(ツリフネソウ科 ツリフネソウ属)
低地から山地の谷あいの林内や林縁など、湿った半日陰地に生育する一年草。草丈は 50〜80cm 程度。葉は互生し葉柄は長く、長楕円形で縁に鋸歯がある。ツリフネソウとは色も異なるが、距が後ろに突き出ている程度で渦巻き状にはならない。

ヤマゴボウ(山牛蒡)

2007年07月21日 | 山野草

函館山で見つけた「ヤマゴボウ」です。中国原産の帰化植物が、野生化したものです。根がゴボウに似ているのでこの名がつきました。

雄しべの先のピンク色の葯が可愛く、白い小さな花が集って咲く姿は、凛として美しいです。

ヤマゴボウ(ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属)
高さ1~1.3mになる多年生草木。茎は緑色、葉は互生し、卵形または楕円形である。果穂は直立し、総状花序をたくさん付ける。なお、ヤマゴボウ(山牛蒡)の味噌漬けとして販売されているものは、ヤマゴボウではなく、モリアザミなどの根である。