浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

雲間より一条の光 天降り
目もくらみたり 黄金の海

「心行の解説」より。

2013-10-02 01:31:48 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                            ~ 恩師の「心行の解説」より ~


                        「過去世は己が修行せし前世 すなわち、
                            過ぎ去りし実在界と現象界の世界なり」


               過去世とは、過去に生きていた世界と、そして死んだあとで過ごした世界、
               この二つをさしています。
               つまり過去に生き、死んで何年間かあの世で生き、そして今現在に生まれています。
               過去世は生命流転の過程ですから、何回も何回も生まれ変わっております。


                            「わたしは神を信じません」


               と、この世に神様がいないという方がありますが、神を受け入れることのできない人は、
               自分から神をお断りしているのですから、迷わざるを得ません。
               死んだら一番早く迷いの第一号となります。
               第二号はあの世を信じない人です。「あの世なんかあるものか」という人は、
               自分が全然ないと信じていた世界へ、死んだら入っていくのですから、迷わざるを得ません、
               迷いの第三号は執着を持つ人です。執着を持つと、自分の心がそこに留まります。

               第四号は心の砂袋を持つ人です。この砂を軽くしないと、死んでから絶対に上にはあがれません。
               重いものが上にあがるはずがないのは自然の法則です。
               閻魔さんが瑠璃玻璃鏡と釘抜きをとを持ってきて、「お前は何をしたか、嘘をついたらこの鏡にみな映る」
               と言われ、もし嘘をついたら舌を抜かれるという話がありますが、あれは嘘です。
               自分が拵えて、自分が迷い、自分が過ちを犯して、自分の心を重くして、重いから沈んだだけのことで、
               閻魔さんなどいるはずがありません。軽い人は軽いがゆえに浮き上がっていくだけです。


                                 ~ 感謝・合掌 ~






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする