~ 恩師の「心行の解説」より ~
「なぜ病気が治らないかというと」
盃一杯の病気が起きますと、ドラム缶一杯ほどの心配をするからです。
「ああ、えらいことだ、これは何だろうか、もっと悪くなったらどうなるんだろうか、
ずっと進んだら死ぬかもしれない、死んだらあと家をどうするか」と、
死んだあとのことまで、次から次へと心配をします。
これが盃一つの心配に対するドラム缶一杯ほどの心配です。
もう自分で自分の命を縮めているようなものです。
こんなことを思っていますと、死んでも極楽へは行けません。
要らない心配が病気の自然治癒能力を妨げるのです。
せっかく、自然は治してやろうという愛を与えて下さっているのに、
人間が要らぬ心配をして、それによって病気を治さずにいて、
お医者さんのお世話になるのですね。
~ 感謝・合掌 ~