浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

有難や米一粒の一粒に
神の御命 我給わらん

「心行の解説」より。

2013-10-26 03:05:53 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                     ~ 恩師の「心行の解説」より ~


                      「なぜ病気が治らないかというと」


          盃一杯の病気が起きますと、ドラム缶一杯ほどの心配をするからです。
          「ああ、えらいことだ、これは何だろうか、もっと悪くなったらどうなるんだろうか、
          ずっと進んだら死ぬかもしれない、死んだらあと家をどうするか」と、
          死んだあとのことまで、次から次へと心配をします。
          これが盃一つの心配に対するドラム缶一杯ほどの心配です。

          もう自分で自分の命を縮めているようなものです。
          こんなことを思っていますと、死んでも極楽へは行けません。
          要らない心配が病気の自然治癒能力を妨げるのです。
          せっかく、自然は治してやろうという愛を与えて下さっているのに、
          人間が要らぬ心配をして、それによって病気を治さずにいて、
          お医者さんのお世話になるのですね。


                       ~ 感謝・合掌 ~





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