浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

集い来る過去世に学びし
友がらの一人一人の
愛おしきかな

「心行の解説」より。

2013-10-03 02:22:14 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                            ~ 恩師の「心行の解説」より ~


                          「過ぎ去りし実在界と現象界の世界なり」


               現象界といいますのは、形となって現れた世界、「色即是空」の「色」の世界であり、
               私たちがこの世で目に見ることのできるすべてが現象の世界です。
               つまり「この世」のことで、物質化現象の世界、物質と化して形となり現れた世界のことです。

               実在界といいますのは、ほんとうに在る世界、般若心経で説かれている「空」の世界です。
               「空」とは実体が無いということですね。たとえば、一杯のお茶は皆の目に見えますから、
               そこに在ると思いますが、この世に形をこしらえて現れているだけで、
               「頂戴します」と言って飲みましたら、もうこの世から実体は消えてしまいます。
               実在界とは、ほんとうは象の無い世界のことを言っております。
               象がないからこそ、永遠に実在しているという見方です。


                                 ~ 感謝・合掌 ~




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