恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
この世への執着や心の重さが成仏を妨げる
先の続き・・・
その後、
歳をだんだん重ねていきまして、この正法にご縁があるまで、
何人かのお葬式に最後の手向けをさせてもらいましたけど、
もう皆、嫌な顔をしておられます。
ああ恐ろしいなあという顔ですね。
ところが、この正法にご縁を頂き、心というものが分かってきまして、
亡くなった方に対して法を伝えさせていただきましたら、硬直しているお方が即、
硬直が解けて、ふわふわになって綺麗なお顔になっていきます。
唇などは、上等の口紅を塗ったようになり、頬は頬紅を塗ったようになりますね。
それは、私のような人間にそのような力があるはずはないのです。
これは、正しい法を伝えさせていただくことによって、
そのお方が自分の心に目覚めて下さったから即、成仏することができるのです。
私のことを「霊に囚われている」と人は言いますが、亡くなったお方に成仏していただいて、
その方が忽ち百人が百人、千人が千人見て、
「まあ何と綺麗なお顔になられた」といって認められたならば、
それは霊的現象であり、且つ科学です。
体験をして、自分が実際に神の力を見せていただいて、
その話を人々にお伝えさせていただく、
この体験こそ、この自分の実践こそが尊いものであり、
それを通して神の力が示されるのです。
そして肉体を持ったまま、真の神を証明することができるのです。
行わない者に誰が力を現わしてくれるでしょうか。
法に背いている者に誰が法の力を注いでくれるでしょうか。
法に従ってこそ、神の力は働いてくれます。
正しい教えを自分が行じてこそ、法の力というものは現わされます。
~ 感謝・合掌 ~