浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

自我越えて肉の己れを
捨し時 神と我とは
一つなる知る

「講演集」より。

2014-11-23 00:20:22 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

        恩師の御著書[講演集]より


            講演集、 二


      その人の長所を見付けて礼拝する


指導者が人を中傷し、嘘をつく、
そんな方の教えを信じてさんざん人の悪口を
言って、嘘をついて歩いたなら、間違いなく地獄行きです。
指導者が人の悪口を言い、嘘をついているのだから、
学んでいる人たちは又同じように人の悪口を言い、嘘をつきます。
嘘を言っている多くの方をだましたり、人をけなしたり、
人の悪口を言ったりしていて、死んだ時に極楽に行けるはずがありません。
熱心な弟子ほど教えを守りますから、その指導者のように生きるはずです。
人をけなしたら、自分が地獄に行くということを覚悟して、
人をけなしたらいいのです。

人を褒めなさい。
そして感謝しなさい。
褒めてもらって怒る人はありません。
その方の素晴らしいところを見つけて下さい。
まあ「観自在菩薩―――アバロキチィーシュバラー」ですね。
観自在菩薩の、「観」は見る、「自在」は自由自在です。
灰皿一つ見ましても、上から横から底から見ますと、それぞれ形が違いますように、
人間もその方を見た時、長所もあれば短所もあって、それでこそ人間です。
完成された方は一人もおられません。

欠点の無い方はこの世に生まれる必要がありません。
欠点があるから、生まれてきているのです。
この欠点をとりあげて、
「あの人はああだこうだ」とけなしている人のほうがおかしいのですね。
皆、欠点はあるのですから、
それよりもその人の持っている素晴らしいものを見付けて褒め称えたらいいのです。
自分の身近な方を褒め称え、信頼し、そして礼拝したらいいのです。
それでこそ本当の神の信仰につながります。


        ~ 感謝・合掌 ~





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