恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
黄金の光と暗い想念
度々お話しますが、一切の自分の欲望を捨てて、
何の求める心なしに苦しいお方の為に、
或いは悩んでいる方の為に、又見えない世界の苦しむ方の為に、
ただその人たちの幸せを願って自分の行動を起こした時、私たちは光の天使です。
どなたでも皆、光の天使です。
そういう光の天使が行動を起こされますと、もしどんな地獄の底まで行かれても、
迷える霊は近づくことはできません。
なぜかと言いますと、これは光ですから、自分のしがみつく場所さえ分からない
光というのは、そういうものなのです。
これは、四国へお話に行った時のことです。
そこは見晴らしのいい十字路ですのに、次から次へと交通事故による死人が出るのです。
そこでお地蔵さんを建てて、拝み専門の人におがんでもらったり、
御祈祷をしてもらったりするのにその信号のたった一ケ所で、
もう何十人と次々に死んでいるのですね。
四国のS町というところです。
この場所で事故が起きないようにして下さいと頼まれていったのです。
それで、その地で亡くなられた方々でその地に意識を残して迷っている方々にお話させていただいて、
そして天上界にみな上げさせていただきました。
そうしますと、それ以後、一回も事故は起きていないそうです。
最初四国に行きました時は、そういう場所ばかりを「何とかして下さい」と言われて回ってきました。
その帰りに車の運転をして一緒にいってくれた方が、「先生、あんな恐ろしいところばかり
行くと、霊がいっぱい先生にすがってくるのと違いますか」と車の中で言うのですね。
私は、今お話したように、「私たちが一切の求める心なしに、たださせていただき、
救われて欲しいという思いだけで行動を起こしますと、私も光、こうして共に来てもらったあなたたちも光です。
だからもし迷える霊がたくさんいる場所を私たちが通りましても、その迷える霊たちは
私たちを理解することさえできない。
ただ光の塊が通っていくなあとしか理解できないので、
すがってくるなどとんでもないことです」と話したのです。
~ 感謝・合掌 ~
2008年11月11日当ブログの開設より
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