浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

日日に神の御胸に抱かれて
光の国に住める嬉しさ

「講演集」より。

2015-05-20 00:17:25 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

          恩師のご著書「講演集」より


              講演集、 三


          お話会での不思議な体験


先きの続き・・・

それは、どんな時に、そういう感じを受けられたのかと言いますと、
「いといと小さき神のみ使い」としての自分を自覚させて頂いた時で、
「光の大指導霊は言われました。
自らの過去を紐といた時、絶対に人に明かしてはならないという重荷を自ら背負いました。
過去の私が今の私に何の関係がありますか、過去がいかに偉大であったとしても、
今の自分が間違っておれば、自分の過去に疵をつけます。

又、私は過去にこんな偉大な人間だったと言いますと、
知らない方はそれによって迷い、又、ああ偉大な人だなあと思ってしまいます。
そのように、人の心に迷いを生じさせるだけで、
皆様にどれほどの利益や喜びを与えられるでしょうか。
迷いだけを与えます」と、私がそういう話をさせていただいていた時に、
この方が次のように書いておられます。

「―――静かな、どこかで聞き覚えのある懐かしさを覚えて、陶酔するような
心地になりました。講演なさっている方は、いつの間にか黒い髪と黒い髭、
私は今どこにいるのだろうかと、思わず我に返りました。
講演なさっている方は、頭の白い長尾先生です。
今までお話をされていた方は誰方かしらと思って、
目を何度も何度も瞬いてみました。

不思議でした。長尾先生の講演を皆様と一緒に聞かせていただくのは、今日が
初めての私です。そして又、話を聞いていると、
髪が黒くなって、別人の顔になるのです。―――」
モーセの十戒の中に、神はモーセに十戒を授け、
「私は天地自然の中にあって、
ただ一人である。私以外の何者をも神として祀ってはならない」と、
おおせられたことが書いてあります。

先月、自らモーセと称して神殿を作っている方があるという話をしました。
そして、自ら十戒を破るような方は贋者(にせもの)ですと話していました時に、
又この方は、次のように書いていられます。
「―――先生は再び黒い髪と黒い髭、本人ではない。
私は何度もハンカチで目をこすってみました。
  
しかし、一瞬、長尾先生に戻っても、その髪は黒に変わり、
高見山関のように揉み上げまでも黒く、鼻の下まで黒い髭です。
なぜだろう。
私は人々にも話せず、あの方は誰方ですかと、頭の中はそれで精一杯、
家族に言っても信じてもらえそうにないので、深く心に思い、
後日、Y様を訪れてご夫妻に話してみました。


           ~ 感謝・合掌 ~




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