恩師のご著書「講演集」より
講演集、 三
苦しみは神のご意志に背く
私たちは毎日生活させていただく中で、
自分の心を苦しめないこと、どのような出来事が起きても、
自分の心を苦しめないようにすることが大事です。
喧嘩をしたら、必ず苦しいです。
親子喧嘩、夫婦喧嘩、兄弟喧嘩そして友達との喧嘩、
こんな時はもう自分の心をものすごく苦しめます。
仲良くしている時は、たいへん心安らかです。
「仲良きことはうるわしきかな」で、
仲が良いのは側で見ていても気持ちのいいものです。
しかし、喧嘩をしておりますと、傍目にも嫌ですし、本人も苦しいです。
神は自分の心を苦しめてはならないとおっしゃっています、
なぜ神の子である私たちが自分の心を苦しめて神に背くのですか。
どんなことがあっても、神の意志に背いては絶対に幸せにはなれません。
怒りもそうです。
愚痴もそうです。
人の悪口もそうです。
或るはい自分を良く見せる為に人を陥れるような行為、
これも自らを苦しめます。
人の悪口を言っている時の自分の心はサタンです。
また人を憎んでもなりません。
恨んでも、或いはまだ来ていない未来を思い煩う不要の取越し苦労、
怖いと思う不安とか恐怖も嘘も心を苦しめる中に入っています。
それから、盗む、足ることを知らぬ欲望、つまり貪欲、このような思いも、
すべて神のみ心に背く行為です。
しかし、これを分かり易く説く指導者が、今まであまり出ておられません。
苦しみの原因はここにあるのです。
なぜ苦しむかというと、神のご意志に背くから苦しむのです。
神のご意志とは、自然の法則ですね。
自然の法則に背いて自然の中に生きることはできないのです。
苦しみとなって現れてきます。
神様は、すべての人間が自分の子や孫がいとしいように、
神様の目から見ましたら、
私たちがいとしくていとしくてたまらないみ心でいられます。
「我がいとし子よ、どうぞ幸せになってほしい、健やかに生きてほしい、
健やかに幸せに生きてほしい、その為には自分を苦しめないでほしい、
自分を大事にしなさい」と、私たちが自分をいとしいように、神は私たちを
いとおしんで下さいます。
そして、この世の中で誰が大事か、
誰がいとおしいかと究極的に問い詰めましたら、
自分ほどいとしいものはないのです。
なぜかと言うと、それは神の子だからです。
そして、その自らがいとしように、他の方も皆さん自らがいとしいはずです。
まず自分を大事にして、そして他を大事にしていくことですね。
これが神のご意志です。
私のグループの「心の友」では、「神様という言葉を使っても、
これは宗教ではありません。心の勉強会です」と言って、
そのような気持ちで学んでいます。
組織とか宗教に片寄らないことが大事だと思います。
~ 感謝・合掌 ~