恩師のご著書「講演集」より
講演集、 三
アモン、アーメン、アーミ、阿弥
闇は、闇の中にあって、その闇の正体を知ることはできません。
しかし、光が当たりますと、必ず間違いは浮かび出ます。
誤っている者は正されるはずです。
高橋信次先生のお説き下さったこの正しい教えを前に溯(さかのぼ)りますと、
これはお釈迦様のみ教えであり、イエス様のみ教えであったのです。
だから、信次先生は最初の頃は、自分の法ではなくて「釈迦、イエスの教えの
原点に帰れ」と説かれました。
法とは、お釈迦様がおっしゃっています。
「私がこの世に現れるずっと以前から、法は存在しているものである。
私が説くのではない。この地球が現れた時、既にこの法は存在していたのである」と、
ただ、法は実在していますけれど、それを説く方が少なかったのですね。
インドでお釈迦様がお説きになりました。
その又何千年も前に北アフリカの、今のエチオピアの辺りに、
アモンという光の大指導霊がお出ましになって、
そのお方は太陽の姿の中に「神」を説かれたのです。
「神を知りたければ、あの太陽を見なさい。太陽は自らの身を燃焼させ、
自らを犠牲にして、その結果現れる熱と光―――これこそが慈悲と熱、
光は一切のものを差別されない、すべてのものに太陽の熱、光は注がれています。
み心とはそのようなもので、神とは大いなる愛と慈悲である。
人を殺す者さえ、自分を謗る者さえ、お許し下さいます。
それが神のみ心である。
この心を知ったならば、私たちは自ら行いなさい。
太陽の姿の中に自らを現わしなさい」と言って、お説きになったのが、偉大な
光の大指導霊アモンで、当時王様だった方です。
このアモンが、「私の教えを東のほうに伝えなさい」とおっしゃって、
イスラエル、ギリシャからインドへと伝わったのが、
お釈迦様の説かれた法のご先祖様になります。
バラモンとして伝わったのです。
そのアモンという方のお名前をイスラエル地方では、アーメンと呼んだそうです。
ギリシャに入ってアーミ、それがインドに入って南無阿弥陀仏のアミの尊称に
なっているそうです。
だから、もうお釈迦様のお生まれになる前に、
ちゃんと阿弥陀様がおいでになったのですね。
~ 感謝・合掌 ~