恩師のご著書「講演集」より
講演集、 三
お話会での不思議な体験
先きの続き・・・
白いはずの頭は自然といいますか、二度三度と意識して見ていますと、
額の上から自然に黒い髪になり、そして頬が髭になり黒くなって、
全く別人に変わってしまいます。
どこの国のお方か、日本人でないのは分かるけれども、不思議で不思議でたまりません。
先生の過去世の方でしょうか、と話してみました。
もしかして、他の方にもそんなふうに見えなかったかしらと思ったりして、
聞いてみたい気がして、数日後、長尾先生をお訪ねしたところ、先生の所に私が
見た方の写真が飾ってありました。
私は思わず息をのんで見入ってしまいました。
私はいつか、ここで、この写真を見ていたのだろうか、
それが講演中に重なってきたのだろか、そんな記憶はないけれども、
思わず先生に、『いつからここにこの写真はあるのですか』と尋ねると、
『或るお方が昨日持って来てくれました』とのこと。
やはり、私は見ていなかった、私はこの写真の方を二十二日のお話会で見たのです。―――」
そのお写真というのはここにあります。
イエス様のお写真です。
その方の見られた時には、この写真は無かったのです。
後日こられた時に、たまたまそこに置かせてもらっていたのです。
その方がこられるなり、「先生のお写真がここにあります」と言われるので、
「いや、これはイエス様ですよ」と言いますとね、又びっくりされました。
「―――講演中、先生のお顔が、その写真のお顔に変わっていたのです。
私は思わず何回も先生に問い詰めていました。
他にいられる来客のことも構わずに。
これは一体なぜかしら、確かにこのお顔でした。
いくら目をこすって見ても、このお顔になるのです。
これはイエス様の心霊写真とのことで、又驚きました。
そう言われて、落ち着いてよく見せていただきますと、よく見かけるイエス様
と少し違うようですけど、ちょうどその時、東京から五人の方が来ておられて、
その中のIさんという方が、私もどこかで見たことがあると言われました。
不思議なことがあるものです。
長尾先生とのご縁もまだ僅かな私です。
テープはよく聞かせていただきますが、お話会で皆様と一緒に講演を聞くのは
初めてでしたのに、ただただ、自分でも驚いています。
何かに引き込まれるように、現在、模索中の私です。―――」
このような感想を書いていただきました。
~ 感謝・合掌 ~