恩師のご著書「講演集」より
講演、四
調和された心、安らぎの心は「光」である
先の続き・・・
この見方からしますと、交通事故が起きた時、
目に触れた花さえ見ることができないのですから、
ましてや、心が向いていなければ、
遠い所にある信号などは目に入りません。
朝、でかける前に夫婦喧嘩をしたとします。
「ほんとうに腹が立つなあ」と、
心が喧嘩のほうにいっていますと、信号は
見えないし、車も見えません。
アッと気が付いた時は、事故を起こしています。
交通事故のほとんどは、
心が集中していないことによって起きていますから、
特に車に乗る時は、しっかりと心がここにあるように、
心を他に持っていかないようにして、運転することです。
そうしましたら、事故は案外起きません。
私が車を運転させてもらいます時、三車線の道路でしたら、
どれほど混んでおりましても、
前方の車が一台もない所を走っているのと同じ状態になります。
この前、O様が私の所に車で来て下さったのですが、
「あの混んでいる東名高速道路を、
ほとんど車のない所を帰ってきました。あれは奇跡です」と。
おっしゃっていました。
常に自分の心を調和させておきますと、車に乗っていて、
仮に後ろから車がつっ込んできましても、
当たる寸前になりますと、キーッとブレーキがかかって、
その車のほうがひっくり返ってしまいます。
こういう体験も、何回かさせてもらいました。
なぜ、こんな現象が起きるのかといいますと、
「光の中に闇は入れない」という原理によるのです。
光の中に闇は入ることができません。
調和された心、安らぎの心は「光」です。
~ 感謝・合掌 ~