浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「講演集」より。

2015-07-07 01:34:47 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

         恩師のご著書「講演集」より


             講演集、三


         子供は親に目覚めを導く


先の続き・・・

でも、それほどにしても、だめなのです。
やっぱり、朝まで子供の帰りを待つのです。
待っていて、何ごともないと、また腹が立ってきて、
どうすることもできないのですね。
こうなりましたら、もう書くだけです。

「神様、私をどこまで苦しめてくれたら、
神様は気が済んでくれるのですか。
私に与えられる苦しみでしたら、
どんな苦しみでも受けさせてもらいます。
どうか、子供を通して、私を苦しめないで下さい。

いい加減にして下さい」と、神様に文句を言うわけです。
朝まで祈って、困ったことを書きつけたのですね。
しかし、そんなことをいくら頼んでも、
神様は聞いて下さいません。

何カ月も何カ月も、そういう生活をしていますと、
今度はもう神様に文句を言うのをやめてしまいまして、
「神様、どうぞ子供がどこにいてくれるかは
分からないけれども、あの子に事故がないように、
過ちがないように、守ってやって下さい。

どうぞ、あの子に間違いがないように守ってやって下さい」と、
もう必死になってお願いしました。
そして、「許して頂けるのでしたら、
一時も早く私のもとへ帰してください。
私のもとに帰して下さい」と言って泣いて
夜を明かしたことが幾度かありました。


             ~ 感謝・合掌 ~



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