恩師のご著書「講演集」より
講演集、三
子供は親に目覚めを導く
先の続き・・・
でも、それほどにしても、だめなのです。
やっぱり、朝まで子供の帰りを待つのです。
待っていて、何ごともないと、また腹が立ってきて、
どうすることもできないのですね。
こうなりましたら、もう書くだけです。
「神様、私をどこまで苦しめてくれたら、
神様は気が済んでくれるのですか。
私に与えられる苦しみでしたら、
どんな苦しみでも受けさせてもらいます。
どうか、子供を通して、私を苦しめないで下さい。
いい加減にして下さい」と、神様に文句を言うわけです。
朝まで祈って、困ったことを書きつけたのですね。
しかし、そんなことをいくら頼んでも、
神様は聞いて下さいません。
何カ月も何カ月も、そういう生活をしていますと、
今度はもう神様に文句を言うのをやめてしまいまして、
「神様、どうぞ子供がどこにいてくれるかは
分からないけれども、あの子に事故がないように、
過ちがないように、守ってやって下さい。
どうぞ、あの子に間違いがないように守ってやって下さい」と、
もう必死になってお願いしました。
そして、「許して頂けるのでしたら、
一時も早く私のもとへ帰してください。
私のもとに帰して下さい」と言って泣いて
夜を明かしたことが幾度かありました。
~ 感謝・合掌 ~