浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

我れ食べず人に施す母の愛
幼き我に布施教えらる

「講演集」より。

2015-07-04 00:04:24 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

              恩師のご著書「講演集」より


                  講演集、三


              偶像は神理を伝えない


先の続き・・・

私たちが今まで神と思ってお参りしていたこの世の神様は、
全部人間が作った神様ですね。
宮大工が社(やしろ)を建て、ご神体なるものを人間がこしらえたのです。
こういう言いかたをしますと、宗教関係の方からお叱りを受けるかもしれませんが、
これが神理ですから、逆らうことはできないはずです。

「我が屋の神様は重要文化財で、値のつけようもないありがたいものだ。
お前のは何を言うのか」と叱られた時は、このように言おうと思っています。
ちゃんとその答えは出ています。
「では、お宅の神さんはものを言われますか。お宅の神様に私が頼んだら、
ちゃんと聞いてくれますか」―――。

これは聞こえるはずはないのです。
ものも言えない神が、どうして神理を伝えてくれますか。
答えることはできないはずです。
妙な力のある神様が祀ってありますが、あれは神様ではなくて、
悪しき霊が入っているのです。
これは人に災いを起こします。

私は、今まで数えきれないほど、神様と称する霊をお救いしました。
祀った神様に、「この社の中に祀られているものはよく聞きなさい。
あなたは神でも仏でもない」と言い聞かせますと、
神様は「はい、はい」と聞いています。
これはほんとうのことです。
そして、供養をしますと、いっぱい詰まっていた霊の方が皆、反省に入られ、
懺悔をされ、きれいな魂となって、救われていかれます。
たとえ何千何万の霊の方でも、いっぺんに救うことができます。
これがほんとうの法の力です。


               ~ 感謝・合掌 ~



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