浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「ブッダのことば」より。

2017-05-06 00:05:24 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

   
               第四 八つの詩句の章 

              12、並ぶ応答――小篇

890、もしも、他人が自分を(「愚劣だ」と)呼ぶが故に、
        愚劣となるのであれば、その(呼ぶ人)自身は(相手と)ともに愚劣な者となる。
        また、もしも自分でヴェーダの達人・賢者と称し得るのであれば、
        諸々の<道の人>のうちに愚者は一人も存在しないことになる。

891、「この(わが説)以外の他の教えを宣説する人々は、
        清浄に背き、〈不完全な人〉である」と、一般の諸々の異説の徒は
        このようにさまざまに説く。
        かれらは自己の偏見に耽溺して汚れに染まっているからである。

892、ここ(わが説)にのみ清浄があると説き、
        他の諸々の教えに清浄がないと言う。
        このように一般の諸々の異説の徒はさまざまに執着し、
        かの自分の道を堅くたもって論ずる。


               ~ 感謝・合掌 ~









  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする